勝者なしで明るい材料 日本のバーナンキ4月にデビュー (2023.03.28)
週明け反発。日経平均小陰線の引け。つかみどころがない。引け後、先物が一段安。矛先を見失った。値上がり上位指数を見ると、リップル円3.75%、ロシアRTS2.11%、米10年債1.77%。値下がり同アルゼンチンMERVAL2.51%、香港ハンセン1.75%、フィラデルフィア半導体1.67%。方向感に乏しくリスクが拡散している。米銀破綻がスイス、ドイツにも飛び火。金融システム不安によるもので地銀や大手銀のほか、FRB、ECB、IMFさえ手詰まり。当初から米財務長官の発言がぎこちない。預金者保護に全額から追加、すべてでない旨逃げ口上。事実上、お手上げとみられる。リーマン危機(2008)10年、処理先送りの末コロナ・ウクライナ危機につかまり緩和マネー大量発行。インフレに伴う利上げ・引き締めにより債券暴落をもたらした。世界恐慌(1929)の二の舞を避けるため、バーナンキ氏のヘリコプターマネーで窮地をしのいだが、2023年3月限界を迎えた。17年3月石油王デビット・ロックフェラー3世没後3年。4世が日本で育ち日本語に堪能といわれながら指揮系統低下。側近のキッシンジャー氏(99)やソロス氏(92)など高齢で代替わり儘ならず。23、24年正念場といわれる。漏れ伝えられるのが23日述べた金本位制移行。2026年を目安にドルからIMFのSDR(特別引出権)決済案が有力という。日本にとって耳寄りなネタと述べた。今後熊本と千歳稼働を含め半導体製品急増が見込まれ、国内「都市鉱山」による純金採取が年6000トンペース。公的保有845トン(23年1月末)と合わせ、数年足らずで米国の8133トン(同)を抜き世界トップに躍り出る見通し。コロナ・ウクライナ危機長期化。世界レベルで金融不安が広がる中、勝者なしで明るい材料。29日配当つき最終で独歩高も考えられる。ロックフェラー4世が日本と馴染んでおり、5月G7(広島)、9月G20 (ニューデリー)が次のステップ。4月の日銀総裁デビュー戦に登場する植田氏も3月WBCの大谷に続くエース格。「日本のバーナンキ」といわれるほど米国に祭り上げられた。米国をはじめ世界の運転資金にドルが不可欠。このため、市岡説に沿って新年度イールドカーブ・コントロールの変動幅拡大。円高に振り米国債購入を増やす公算が大きい。ドル換算後中銀の資産合計が流動性嵩上げ。機関投資家の新年度攻勢や輸入物価抑制など市場も息を吹き返す運び。ピンチがチャンスに変わるわけだ。ベアマーケット唯一の例外が日本。いいポジションにつけた。
日経平均先物によると、27日大証ミニ2万7320円(+0.20%)に対しラージ同、シカゴ7300円。現物より177円安い。ダウ先物3万2654ドル(+0.68%)。同416ドル高い。VIX恐怖指数21.48(-5.00%)、WTI原油先物70.18(+0.33%)。金先物1971(-1.51%)、ビットコイン円3,681,215(+0.25%)。
27日の日経平均91円高。大引け2万7476円。TOPIX1961(+6)。プライムの出来高9億6600万株、売買代金2兆2800億円。値上がり1239(値下がり515)。10年債申さず。米10年債3.461%(+0.087)。上海総合3251(-0.44%)、香港ハンセン19,567(-1.75%)、インドNifty16,985(+0.24%)。マザーズ751.30(-0.46%)。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■(****)など。日本のバーナンキに任せた。(了凡)