証券ビュー

アンコール伊勢町

日本なしに回らない 円高に振り米国債購入ドルベース (2023.03.27)

 前週末小幅続落。日経平均小陽線の引け。比較的確りだ。先物が夜間取引で下落し2万7130円。現物より255円安い。24日ダウ132ドル高(23日75ドル高)を受けたもので、ドイツ銀一時15%安、UBS同8%安など主因。米地銀破綻が欧州に飛び火。インフレより信用不安が高まった。NY共同によると、3月9~15日中小米銀から預金流出15兆円。金額ベース過去最高で大手銀が受け皿。米司法省がクレディとUBSを調査している模様でFOMCを通過し材料待ち。年度末一喜一憂とみられる。半面、米金利低下に伴うドル売りから一時130円割れの円高。新年度を打診する動きだ。ホロスコープを通じて3月から世界が変わったのも事実で、4月以降円高に振れると結果を棚上げしてひと山あると述べた。過去10年、ワシントン州のハイテクとNY州の金融で全米経済を回してきた大規模緩和が限界。米地銀をはじめ大手銀、FRB、財務省、FDIC(米連邦預金保険公社)まで目詰まり。市岡説のように、植田日銀新総裁のデビュー戦でイールドカーブ・コントロールの変動幅拡大。為替を円高に振り日本の購入する米国債をドルベースで増やすのが先決。ドル換算後中銀の資産合計が上向き流動性を嵩上げするためだ。市場も息を吹き返し機関投資家の外債購入や円高による輸入物価抑制、先物売りの買い戻しも考えられる。シリコンバレー銀はFRB議長や米財務長官のいう高リスクな放漫経営でない。最も安全といわれる米国債を大量に買い込み、利上げによる価格下落と顧客ハイテク企業の預金ベース悪化でWパンチ。FDIC管理に追い込まれた。クレディはゾンビ銀の代名詞で積年のとがめ。二足三文に拘らずUBSが無価値救済。世界の富裕層を主要顧客に秘密口座の重みで底が抜けた印象。19世紀初頭、ドイツ系ユダヤ人の銀行家ロスチャイルドが5人の息子を欧州各地の金融街に送り込み200年。1870年スタンダードオイル社を創業したロックフェラーも営々150年。世界中の富をスイスやタックスヘイブンに集め、バブルで何倍にも膨らまし取付騒ぎに巻き込まれた。今となれば、ベアマーケット唯一の例外が日本。3月WBCのほか5月G7(広島)、9月にもインドのG20(ニューデリー)が駆け込み寺。イールドカーブ変動幅拡大を通じて円高、米国債購入をドルベースで促す公算が大きい。今回米銀破綻もリーマン危機の延長上。過去10年の政策ミスが響き、10日や10ヵ月で解決しないという。日本なしに回らないわけだ。万一の場合、23日述べた都市鉱山で■■■■(****)にも声がかかる。
 日経平均先物によると、直近大証ミニ2万7130円(-0.17%)に対しラージ同、シカゴ同。ダウ先物3万2481ドル(+0.50%)。現物より243ドル高い。VIX恐怖指数21.74(-3.85%)、WTI原油先物69.20(-1.09%)。金先物1981(-0.75%)、ビットコイン円3,615,251(+0.20%)。
 24日の日経平均34円安。大引け2万7385円。TOPIX1955(-2)。プライムの出来高10億1900万株、売買代金2兆5200億円。値上がり850(値下がり881)。10年債0.280%(-0.015)。米10年債3.374%(-0.046)。上海総合3265(-0.64%)、香港ハンセン19,915(-0.67%)、インドNifty16,945(-0.77%)、ロシアRTS977(-1.18%)。マザーズ754.75(+0.03%)。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■(****)、■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)など。日本なしに回らない。(了凡)