証券ビュー

アンコール伊勢町

3月から日本が変わる 4月以降円高に振れ一石三鳥も (2023.03.24)

 小反落。日経平均中陽線の引け。下げ渋った。22日米主要3指数急落を受けて円高に振れ、金先物やビットコインと並び比較的確り。配当取りの買いも入っている。0.25%利上げ、2023年末5.1%(中央値)のほか、量的引き締め変更なし。5月2~3日のFOMCまで結論を持ち越した。切羽詰まったといわれ、22日動いた時何かが壊れたことを認識した模様。従来「FRBは何か壊れるまで引き締める」のがウォール街の格言。今週の利上げが過剰反応で金融システム動揺も事実だ。破綻した地銀3行ほか大半の米銀が債券含み損を抱え、無保険の預金に依存しているため。大き過ぎて潰せないし救えない。米財務長官が破綻銀行の投資家保護を否定し、預金保険上限引き上げも検討していないと発言。すでに預金者保護でFRBのバランスシートが拡大し量的緩和に舵を切った。4~6月新たに破綻となれば再利下げ。つける薬がない。飛び火したクレディやUBSも暗中模索。巨額の債権含み損を抱え右往左往。米国内は元よりユーロダラーの市場も手詰まりで取りつけが起きかねない。銀行が預金引き出しをカバーするため、含み損を抱えた債券等処分せざるを得ない。今後延々続くわけだ。折りも折、4月から日銀新体制スタート。5月のG7(広島)にかけてWBC並みの歓声。植田総裁のデビュー戦に相当する。元米財務長官サマーズ氏が「日本のバーナンキ」と持ち上げ、同時期MIT(マサチューセッツ工科大)の大学院で学び、師匠もスタンレー・フィッシャー氏(79)だけに切り札。結果を棚上げして4~5月ひと山つくる公算が大きい。ベアマーケット唯一の例外が日本。市岡氏によると、4月就任直後イールドカーブ・コントロールの変動幅拡大。為替が円高に振れると日本の購入する米国債がドルベースで増える。この結果、ドル換算後の中銀・資産合計が上向き市場が息を吹き返す。新年度入りする国内機関投資家の外債購入や輸入物価抑制効果が予想され一石三鳥。1~3月先物を売り叩いた反動で買い戻しも考えられる。ホロスコープ(天体配置図)によると、2023年春分の日の翌日に牡羊座新月。21日宇宙元旦といわれ全て改まるという。23日、08年から山羊座に入っていた冥王星が水瓶座に動き出し拍車。もはや後戻りできない。日本の場合、ホロスコープでも幸運なポジション。25年3月30日まで続くという。あらゆるピンチがチャンスに変わる。
 日経平均先物によると、23日大証ミニ2万7200円(+0.29%)に対しラージ同、シカゴ7180円。現物より240円安い。ダウ先物3万2293ドル(+0.11%)。同263ドル高い。VIX恐怖指数21.49(+0.51%)、WTI原油先物70.53(-0.52%)。金先物1982(+1.69%)、ビットコイン円3,655,861(+1.13%)。
 23日の日経平均47円安。大引け2万7419円。TOPIX1957(-5)。プライムの出来高10億4100万株、売買代金2兆4700億円。値上がり1059(値下がり688)。10年債0.295%(-0.030)。米10年債3.477%(+0.022)。上海総合3286(+0.64%)、香港ハンセン20,049(+2.34%)、インドNifty17,076(-0.44%)、ロシアRTS988(+0.86%)。マザーズ754.49(+1.19%)。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■(****)など。3月から日本が変わる。(了凡)