日米が90年代と対極 ハードランディングほぼ確実に (2023.03.17)
反落。日経平均中陽線の引け。下げ渋った。引け後先物が安い。10年債が一時0.27%(10日0.495%)をつけ、クレディ・スイス懸念そのもの。スイス国立銀の「必要な資本と流動性を満たす」声明を好感し買い戻し一巡。経営悪化懸念が強いためだ。クレディ・スイス会長の苗字がリーマン。ある国からスイス政府に救済圧力がかかっている模様。半面、原油先物が僅か1年でバレル120ドルを高値に半値近く暴落。この先何が起きるか目に見えている。10日シリコンバレーバンクの破綻が旧リーマン当時のメンバーによるものでクレディ・スイス二の舞。ノーランディングがハードランディングに変わった。このため、欧米挙げて時間稼ぎに追われ、来週21~22日のほか5月2~3日のFOMCで利下げの地ならし。金融システムが崩壊するまで市場と騙し合いが続く見通し。こうなった以上、利下げしても株高に見放され、高止まりするインフレと我慢比べ。4月9日から日銀も引っ張り込まれ、ディープステートの延命作戦が本格化する雲行きだ。リーマン危機(2008)がうやむやに処理され、シリコンバレー銀やファーストリパブリック銀、シグネチャー銀など地銀から大手クレディ・スイスレベルに飛び火。ハイテクと金融を通じて国際金融資本のハードランディングがほぼ確実になった。国内で■■■■■■■(****)と共通項があり、出来上がった■■■(****)やホリエモンなど影響を受ける。中長期、日本の90年代に匹敵する米国株安が予想され、ドル離れした世界のマネーがラストリゾートを目指して高飛びする時代。唯一日本がデフレから抜け出し彼らの欲求にこたえる場面。年度末を控え機関投資家の動きが鈍いものの新年度様変わり。年明けから底を叩いた売り方の買い戻しが4~6月表面化。意外な高値も考えられる。FRBは過去1年で政策金利を合計4.5%引き上げた。1980年代から最も早いペース。2月の米小売売上高が季節調整後1月から0.4%減。生産者物価指数も0.1%減となり米国経済落ち込む兆し。流動性低下で金融システムのストレス蔓延もついて回る。一例がシリコンバレー銀の取りつけ。9日ほんの数時間で420億ドル(約4分の1)引き出され、殆どデジタル取引によるものだ。世界の情報が2000年のドットコムバブルで一変し倍増。インターネット接続が毎年25%増の勢い。GAFAMの連中が賢いがどうか今にわかる。世界の危機がすべて米国の利上げに始まり、今回も新興国にとってものづくりどころでない。日本の製造業に追い風。インバウンドもピーク更新が見込まれる。
日経平均先物によると、16日大証ミニ2万6620円(-0.43%)に対しラージ6610円、シカゴ同。現物より401円安い。ダウ先物3万1779ドル(-0.29%)。同96ドル安い。VIX恐怖指数26.95(+13.53%)、WTI原油先物67.66(+0.07%)。金先物1930(-0.06%)、ビットコイン円3,309,803(+2.23%)。
16日の日経平均218円安。大引け2万7010円。TOPIX1937(-23)。プライムの出来高16億5400万株、売買代金3兆5400億円。値上がり218(値下がり1582)。10年債0.280%(-0.040)。米10年債3.450%(-0.019)。上海総合3226(-1.12%)、香港ハンセン19,203(-1.72%)、インドNifty16,985(+0.08%)、ロシアRTS931(-0.76%)。マザーズ736.65(-0.77%)。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■(****)など。日米が90年代と対極になった。(了凡)