証券ビュー

アンコール伊勢町

市場も横綱大関不在 ドイツと日本が抜け出す見通し (2023.03.22)

 週明け反落。日経平均中陰線の引け。全面安だ。21日休場、22日FOMCの結果にFRB議長会見を控え手仕舞い。引け後、先物も一段安。いち早く欧米株安を先取りしている。UBSによるクレディ買収が唯一可能な解決策といわれ、スイス政府と中銀が国際金融本に本丸を明け渡し。中長期、金融システム崩壊が確実になった。インフレのほか各種先物指数が景気後退を示唆しているためで、クレディ、UBSともに160年余歴史がありリーマン危機(2008)をしのぐスケール。リストラなしに大規模緩和の反動を迎え、欧米挙げて預金者保護の空手形。市岡氏によると、米国の市中銀行が1948年以来初の預金流失に見舞われ金利引き上げ待ったなし。由々しい事態になった。日本の場合、前日銀総裁の緩和拒否から円高となり30年デフレに持ち堪え直接影響ない。しかし、黒船や維新を境に欧米と160年以上つき合いがあり対岸の火事にとどまらない。パニックが市場に押し寄せ混乱に陥るのも時間の問題。23、24年正念場とみられる。腹をくくりつき合うことにした。過日、3月にも仰天の相場。4~6月なければ7~9月ふるいと述べた。本文で日本が日露戦争に勝ったのは戦費調達(当時4憶5000万円)に奔走した高橋是清(1854~1936)がロンドンに渡り、ヤコブ・ヘンリー・シブ(ユダヤ人)から約5000万円外債応札を受けたため。公債残高22億円返済に82年かかり1986年完済した。ユダヤ人に借金し元利全部返済したのは日本だけだ。国際金融資本は大半ユダヤ系で日本も仲間うち。彼らがアシュケナージ(カザール人)に対しスファラディ(ユダヤ12部族の子孫)といわれる。DNA鑑定によるもので、G7のうち唯一日本が非白人で違和感を感じるものの信頼関係の賜物だ。5月のG7(広島)にインドのモディ首相、ウクライナのゼレンスキー大統領を呼ぶなど機知のひとつ。旧ロスチャイルドやロックフェラー系金融システムの限界を物語るもので、日本がスイスやタイのように緩衝国家。シンガポールや香港に続き金融センタ—に生まれ変わる場面。世界で唯一金融緩和を受け入れ、インフレ修正が見込まれるだけに、クレディやUBSの負い目を埋めるのに打ってつけ。来週にも急反発。新年度買い戻しに拍車がかかり、5月2~3日のFOMCを巡りセルインメイ。頭を冷やすところだ。今回の金融危機が直接市場に跳ね返っても、実体経済の影響を間接的に受け止める必要がある。金融が逼迫すると製造業の出番。ドイツと日本が抜け出す見通し。市場も横綱大関不在の場所が続きそうだ。
 日経平均先物によると、20日大証ミニ2万6660円(-0.06%)に対しラージ6670円、シカゴ6690円。現物より256円安い。ダウ先物3万2028ドル(-0.13%)。同166ドル高い。VIX恐怖指数26.23(+14.09%)、WTI原油先物65.91(-1.52%)。金先物1990(+0.86%)、ビットコイン円3,710,333変わらず。
 20日の日経平均388円安。大引け2万6945円。TOPIX1929(-30)。プライムの出来高13億6000万株、売買代金2兆9700億円。値上がり93(値下がり1723)。10年債0.250%(-0.020)。米10年債3.379%(-0.048)。上海総合3234(-0.48%)、香港ハンセン19,000(-2.65%)、インドNifty16,988(-0.65%)、ロシアRTS972(+2.45%)。マザーズ731.98(-4.01%)。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)など。ドイツと日本が抜け出す見通しだ。(了凡)