日銀が事実上の救世主 日本の90年代に匹敵する米国株安 (2023.03.16)
4日ぶり小反発。日経平均中陰線の引け。三空叩き込み腰砕けだ。引け後先物が一段安。欧米も尾を引いているためで、14日米主要3指数急反発一巡。15日米PPIと小売売上高、17日米SQもありポジション調整。あく抜けに程遠い。14日、米無人機が黒海上空でロシア機と衝突した旨伝えられS&P500種急落。うやむやのままCPI発表を受けて3月の利上げ0.25%を受け入れた印象。これでもとどめを刺すといわれ、月次でコアCPIが予想より強いだけに緩和期待が遠退いた。万一緩和なら半年でインフレ10%超という。ブルームバーグによると、米国の中小金融機関が金利上昇により保有債の含み損拡大。米政府が預金保険対象外の1560億ドル(89%)保護を発表し小康を保っているが、見返りとなる資産がなく一部でデジタル通貨導入が伝えられる。直近金やビットコインが急騰しているのも事実で21~22日に続き5月2~3日のFOMCも目を離せない。米国債の逆イールドが拡大し銀行経営が成り立たないためで、欧州金融大手のクレディ・スイスが財務報告の内部管理で重大な弱点を報告。欧米地銀のほか大手にも金融不安が広がりそうだ。14日、ムーディーズが米銀行セクターを安定的からネガティブに引き下げた。若林栄四氏によると、今回米国のバブル崩壊は1982年から40年分の大調整。ITバブルのように2年10ヵ月で収まらない。昨年3月FRBが本格的な利上げに踏み切り1年。少くても混乱収拾に5~6年かかる見込みだ。ECBも大差なく、30年デフレから10年リフレで需給ギャップを埋めた日銀が事実上の救世主。ディープステート(影の世界政府)の狙いがFRBとECB、日銀による三位一体といわれ、4月9日植田日銀総裁のもと新体制スタート。やり繰り算段でリーマン危機(2008)を吸収したオバマ氏に続き、岸田氏が5月19~21日(広島)G7 サミットで危機収拾に乗り出す見通し。びくびくしても始まらない。日本に資金を回さないと増えない仕組み。マイナス金利解除が次のステップ。これから数年インフレと連動。株高抜きに語れないわけだ。在庫・設備投資のほか住宅建設、DX革命を通じて短・中・長期・超長期4つの循環が23~25年ゴールデンクロス。2033年伊勢の遷宮にかけて金座(かねのくら)を巡り経済の時代。維新、敗戦に続き3度目の復活が視野に入ると述べた。今後予想されるピンチすべてチャンス。お金が動くところに人も情報も集まるわけだ
日経平均先物によると、15日大証ミニ2万6520円(-1.94%)に対しラージ同、シカゴ6550円。現物より679円安い。ダウ先物3万1653ドル(-1.58%)。同502ドル安い。VIX恐怖指数27.45(+3.51%)、WTI原油先物70.15(-1.65%)。金先物1915(+0.23%)、ビットコイン円3,269,625(-1.49%)。
15日の日経平均7円高。大引け2万7229円。TOPIX1960(+12)。プライムの出来高13億4500万株、売買代金2兆9600億円。値上がり1498(値下がり307)。10年債0.320%(+0.040)。米10年債3.540%(-0.145)。上海総合3263(+0.55%)、香港ハンセン19,539(+1.52%)、インドNifty16,972(-0.42%)、ロシアRTS939(-1.95%)。マザーズ724.40(+0.55%)。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)など。日銀が事実上の救世主になる(了凡)