証券ビュー

アンコール伊勢町

三空叩き込み急反発 マイナス金利解除が次のステップ (2023.03.15)

 大幅続落。日経平均大陰線の引け。三空叩き込みだ。急反発が近い。引け後先物が下げ渋り欧州株反発。時間外で60%安になった米ファーストパブリック銀行下落一服が手掛かり。米金融大手チャールズシュワブも1月から約40%下げ、シリコンバレー銀行同様含み損が大きいのに持ち堪えた。シリコンバレー銀行の経営陣が旧リーマン出身で、サンフランシスコ連銀や旧リーマンの取引先、同元CEOなど15年前の責任棚上げも明らかになった。米銀の含み損が自己資本の28%といわれ、世界金融危機の始まりに見えるが、米金融当局が預金保険対象外1560億ドル(89%)を保護する旨異例の措置を発表。紆余曲折のうちに小康を取り戻す見通し。金利が上振れしない日本を除き世界中の銀行が似た状態に追い込まれた。超低金利前提のビジネスモデルが崩壊。再構築を迫られたもので、欧州が深刻な景気後退に陥る中、暖冬に伴う原油・天然ガスなどエネルギー価格急落が支援材料。原油の場合、2022年中頃1バレル121ドルから直近77ドルまで35%下落し、ウクライナ危機以前の水準を下回っている。よって、米銀破綻をきっかけに深刻な金融危機が考えられる現状で短期的な調整を予想する向きもある。13日、米10年債が一時3.4%台をつけ1ヵ月半ぶり一服。2年債も一時4%を下回り昨年9月以来の水準。10、11日急騰した金先物がガス抜き状態となり目先頭打ち。日経平均三空叩き込みから売り方の買い戻しが見込まれる。21~22日3月のFOMCで利上げ見送りの観測しきり。14日米CPI、15日同PPIと小売売上高、17日米SQを控え戦々恐々。腰が引けてさまにならない。前日述べたように、ダウ先物やビットコインなど買い戻しが先行。VIX恐怖指数が26.17(+5.48%)をつけ伴走している。金利が上振れしない日本を除き世界の資金が米国離れ。失われた30年、トラウマを活かす時がやってきた。ディープステート(影の世界政府)の狙いがFRBとECB、日銀による三位一体といわれ、日銀のマイナス金利解除が次のステップ。売りたい強気と買いたい弱気一騎打ちと述べた。日本を勝ち組にしないと資金が回らないためで、23年から3年「失われた30年」の落とし前をつける旨も述べた。ホロスコープ(天体配置図)によるもので、24年新札発行を巡り渋澤栄一(1840~1931)ブームも考えられる。良きも悪しきも以心伝心。高橋是清(1854~1936)に見合うもので日銀がやってのける。
 日経平均先物によると、14日大証ミニ2万7020円(+0.45%)に対しラージ7010円。シカゴ6990円。現物より232円安い。ダウ先物3万2031ドル(+0.63%)。同212ドル高い。WTI原油先物73.59、金先物1911(-0.26%)、ビットコイン円3,320,193(+3.55%)。
 14日の日経平均610円安。大引け2万7222円。TOPIX1947(-53)。プライムの出来高19億0900万株、売買代金3兆9000億円。値上がり55(値下がり1771)。10年債0.260%(-0.040)。米10年債3.631%(+0.084)。上海総合3245(-0.72%)、香港ハンセン19,247(-2.27%)、インドNifty17,043(-0.65%)、ロシアRTS954(+0.07%)。マザーズ738.35(-2.31%)。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■(****)と■■■■■■■(****)2銘柄。■■■■(****)、■■■■■(****)にチャンス到来。■■■■■■■(****)そうで10年ぶり。急反発が近い。(了凡)