上げ一服引け先物甘い リセッション24年に持ち越す公算も (2023.03.07)
週明け続伸。日経平均小陽線の引け。2空になった。10日線2万7561円が25日線2万7544円を抜きゴールデンクロス。MACD(マックディー=移動平均収束拡散手法)もゴールデンクロスとなり、昨年11月の戻り高値2万8502円が上値の目安という。7、8日FRB議長証言を控え2万8000円台達成感から後場上げ一服。引け先物が甘く微妙な場味になった。9、10日に日銀政策決定会合、10日米雇用統計発表とメジャーSQ。来週14日にも2月の米CPI発表がありポジション調整待ったなし。節分や彼岸で天底を云々できない地合いだ。7日3空なら売り。赤三兵買いパート2とみられ、3月のほか4~6月、7~9月にも当てはまる。FRBが景気先行より一致・遅行指数にこだわっているためだ。目先こそ上放れたが、昨年から続くボックス圏で戻り売りも多い。各種統計に一喜一憂しても始まらない。6日入手した情報によると、FRBは米経済が力強いことから今年政策金利を予想以上に引き上げる可能性がある。ECBもユーロ圏のコアインフレが大きく上昇し、金利見通しを数カ月以内に過去最高水準まで引き上げる。実体経済がランディングを拒んでおり。リセッションを24年に持ち越す公算もある。市岡氏によると、ロシアと同様対中投資も接収なら、割安より安全なサプライチェーンが不可欠。米国を中心とする西側諸国とロシアや中国による旧共産圏の二大ブロックが分断。イラン核武装で中東戦争も考えられる。プーチン大統領が「ロシアの企業に非友好的な国の株主の議決権に従う必要ない」と法令に署名してからエスカレートした。日本の場合、世界の投資家が安全を見込んで運用に乗り出したもの。年初来2カ月余り出遅れた「バリュー株バブル」に乗って水準訂正。FRBやECB、ロシア、中国の動向と関係ない。TOPIX(100銘柄)で3分の1がPBR1倍割れという。7日から世界中ふるいにかかると引く手あまた。買いたい弱気が山ほどいる。売りたい強気の買い戻しが一巡すると準備完了。中長期絶好の買い場がやってくる。受け売りだが、浅草の雷門がインバウンドの走り。伊勢丹新宿本店の最高益も世界の高級品が圧倒的に割安なため。日銀新体制でアベノミクスの巻き戻しが始まるとインバウンド本格化。品質、価格、サービスなど日本製品の爆買いが見込まれる。次世代半導体を巡る熊本や千歳、アップル新工場など製造業より手っ取り早い。
日経平均先物によると、6日大証ミニ2万8195円(-0.21%)に対しラージ8190円、シカゴ8195円。現物より43円安い。ダウ先物3万3364ドル(-0.15%)。同27ドル安い。VIX恐怖指数19.15(-2.19%)、WTI原油先物78.59(-1.37%)。金先物1854(-0.01%)、ビットコイン円3,054,143(+0.07%)。
6日の日経平均310円高。大引け2万8237円。TOPIX2036(+16)。プライムの出来高10億9000万株、売買代金2兆7400億円。値上がり1191(値下がり579)。10年債0.500%変わらず。米10年債3.918%(-0.051)。上海総合3322(-0.19%)、香港ハンセン20,603(+0.17%)、インドNifty17,711(+0.67%)、ロシアRTS955(+1.11%)。マザーズ765.94(+0.96%)。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■■■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)など。上げ一服。引け先物が甘い。7日取材のため、8日付本欄休載の予定です。(了凡)