ウクライナ停戦の経緯 北朝鮮が停戦ライン38度線を南下 (2023.03.03)
3日ぶり小反落。日経平均小陰線の引け。ベタナギに近い。1日米2年債一時4.9%台を受けたもので15年8ヵ月ぶり。米10年債も4%台に上昇しインフレ圧力ありあり。2月に発表された米経済指標が軒並み好調となり利下げどころでなくなった。ナスダックが200日線を下回り調整が尾を引くという。国内でも、2日発表された法人企業統計で昨年10~12月期の経常利益2.8%減。8四半期ぶりマイナスで製造業の落ち込みが響いた。売りたい強気と買いたい弱気が綱引き。消耗戦が続いている。引け後入手した情報によると、ロシアのウクライナ侵攻峠。双方消耗戦が限界に達し夏場に向けて停戦の気配。このため、軍需産業が泡を食っている。NATOとロシア挙げて軍拡に乗り出し大量の兵器を発注。受注残が急増した矢先に停戦の情報。きびすを返し朝鮮半島が狙い目という。北朝鮮が停戦ライン38度線を南下。第2次朝鮮戦争に相当する。飛躍に違いないが、国際金融資本にとって戦争に伴う特需が目玉。仮に、停戦となれば大半減損処理。底が抜けて立てなくなる。世界中の緩和マネーが市場から手を引くとみられ緊急避難。一時的にゴールドラッシュも考えられる。外相が1日G20出席を見送り、3日米、豪、インドと日本4ヵ国でクアッドに臨むのも尾ひれをつけるため。G20でこれ以上ロシアと中国に何を話しても妥協の余地がなくなった。5月のG7まで待てず、4か国軍備増強をやむなくされる見通し。この上、米中やロシア、ウクライナのほか欧州も共倒れなら漁夫の利がついて回る。かねて日本が有力とみられたものの、JB pressで「ウクライナ軍はまもなく大敗北を喫し戦争終結」とのご託宣。中国がウクライナ戦争で漁夫の利という。何をかいわんや。新たに火急の材料が伝えられた以上、市場の経済合理性が3月乃至4~6月、7~9月にも出る。昨年9月三空売り、赤三兵買いパート2の解。ナスダック200日線割れの収束と連動しそうだ。北朝鮮の38度線南下が眉唾にしても、前日述べた米国債消化の絡みもあり、日本が駆け込み寺に変わりない。戦後去勢された軍拡より、昨年熊本で着工したTSMCと千歳に国内8社で立ち上げるラピダスの将来性が鍵。次世代半導体の国産化を目指すもので、今さら自衛隊に檄を飛ばしても始まらない。エミン氏が日経平均に5万円時代の鉢巻をつけデモンストレーション。世界中のおカネが日本に引き寄せられるという。
日経平均先物によると、2日大証ミニ2万7545円(+0.09%)に対しラージ7550円。シカゴ7555円。現物より56円高い。ダウ先物3万2777ドル(+0.26%)。同115ドル高い。VIX恐怖指数20.93(+1.11%)、WTI原油先物77.98(+0.36%)。金先物1838(-0.36%)、ビットコイン円3,192,605(-0.90%)。
2日の日経平均17円安。大引け2万7498円。TOPIX1994(-3)。プライムの出来高11億1600万株、売買代金2兆6800億円。値上がり759(値下がり989)。10年債0.500%変わらず。米10年債4.013%(+0.011)。上海総合3310(-0.05%)、香港ハンセン20,429(-0.92%)、インドNifty17,321(-0.74%)、ロシアRTS941(-1.48%)。マザーズ748.96(+0.49%)。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)など。ウクライナ停戦の経緯が注目される。(了凡)