小康状態に光明を見た 4月新体制で円高に誘導一石三鳥 (2023.03.02)
続伸。日経平均中陽線の引け。小康状態にある。2月末米主要3指数反落に拘らず持ち直した。1日発表された中国のPMI(製造業購買担当者景気指数)が2ヵ月連続改善。上海総合3312(+1.00%)、香港ハンセン20,619(+4.21%)も追い風とみられる。寄り前米10年債3.98%(前日比+0.07%)を受けたもので、ゴールドマン(3.80%安)の下げがきついだけに助け舟。引け後、先物が甘い。9、10日の日銀政策決定会合で市場が織り込んだYCC(イールドカーブコントロール)見直し後退。国債補完供給オペの一部売却上限引き下げもあり買い戻しが入った。市岡氏によると、米国債を売り続ける中国の深謀遠慮。米中関係悪化に伴うもので、売り一辺倒の中国に対し日本が一手買い。2013年1.3兆ドルをピークに22末8600億ドルまで残高減少。直近10年でシェア26%が14%という。この間、日銀の当座預金残高が拡大し中国の抜けた穴を埋めた。日銀は22年9月から23年1月まで日本国債を72兆円購入し金利上昇を抑制。事実上、緩和に踏み切った。22年1月半ば1ドル126円が1カ月足らずで136円台。1月の消費者物価が前年同月比5.1%上昇し42年ぶり。さらに、円安なら打撃が大きい。そこで、植田氏が日銀新総裁候補に登場。副総裁候補も見事で揃って切り札。円高誘導が見込まれるわけだ。算命学で植田氏の運勢をみると、遅咲きの花。中年以降に苦労が報われる。目上が少なくなる一方で目下が増え、彼らに支えられ幸せを噛みしめる。親に頼らず自力で道を開く初代の星。23、24年「うだつを上げる年」と打ってつけだ。大仕事が円高で「一石三鳥」という。日米欧・中央銀行の資産総額(ドル建て)と世界の時価総額が連動。円安の進展により同資産合計(ドル建て)が伸び悩んでいるため。次期日銀総裁が4月就任直後にYCCの変動幅を拡大。一旦円高にシフトすると日本が購入する米国債がドルベースで増える。この結果、ドル建て同資産合計が上振れすると世界の金融市場活性化。新年度入り機関投資家の外債購入を刺激する。円高になると、輸入物価高騰も頭打ち。官僚や日銀出身でなくても学者、エコノミストで局面打開を期待できる。カンフルが一巡すると、米国のエコー・バブル限界。過去10年バブルに巻きこまれていないセクターや株が利益をもたらすという。例えば、■■■■■(****)が■■■■■■■(****) から試験高炉向け水素製造装置を7基受注した。■■■■(****) と同様に水素技術で指折り。暴落説にも対抗できる。
日経平均先物によると、1日大証ミニ2万7505円(-0.09%)に対しラージ7500円、シカゴ7510円。現物より7円安い。ダウ先物3万2770ドル。同114ドル高い。VIX恐怖指数20.24(-3.39%)、WTI原油先物76.31(-0.96%)。金先物1844(+0.43%)、ビットコイン円3,219,647(+1.96%)。
1日の日経平均70円高。大引け2万7516円。TOPIX1997(+4)。プライムの出来高11億2900万株、売買代金2兆7800億円。値上がり1075(値下がり672)。10年債0.500%変わらず。米10年債3.923%(+0.019)。インドNifty17,450(+0.85%)、ロシアRTS954(+0.82%)。マザーズ745.34(-0.45%)。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■■■(****) 、■■■(****) 、■■■■■■(****) 、■■■■■(****) 、■■■■■(****) 、■■■■(****) 、■■■■■■■(****) 、■■■(****) 、■■■■■(****) 、■■■■(****) 、■■■(****) 、■■(****) など。小康状態に光明を見た。(了凡)