前代未聞のバーゲン トルコと日本の親和性うかがえる (2023.02.24)
続落。日経平均大陰線の引け。200日線2万7268円を下回った。21日米主要3指数急落を受けたもので、2月の米PMI(購買担当者景気指数)速報値50.2(前期比+3.4)が発端。8ヵ月ぶり50を上回り利上げ長期化懸念。3月を待たず逆回転が始まった。同日発表されたウォルマートとホーム・デポの22年11~23年1月期決算が現実。時間外取引でウォルマート一時3%超、ホーム・デポも引け7%安。増収増益に拘らず米中古住宅販売件数が12カ月連続減少。金利高止まりを嫌気した。事実、■■■(****)が連想売りに7.3%安。22日エヌビディアの決算発表が半導体の先行指標といわれ、1年前から収益頭打ちだけに気をもむ向きが多い。米10年債が一時3.96%となり昨年11月の水準。22日FOMC議事要旨(1月31日・2月1日開催)のほか、24日次期日銀総裁所信聴取を控え、祝日(天皇誕生日)どころでなくなった。引け後先物が安い上、開戦1年を巡りウクライナ情勢緊迫化。ロシアの執着が常識で考えられないレベルとわかり、米大統領や伊首相、IMF専務理事など相次ぎキーウを訪問。どちらが勝っても持ち出しが大きい。市場と同様消耗戦が続きそうだ。日本の場合、首相訪問にハードルが高いと慎重。5月にG7サミット(広島)を控え半端な支援になりかねない。エミン氏によると、暴落待ち。バーゲンセールという。半導体とAIが21世紀の原油。持っている国が栄え、そうでない国衰退。自由なしに技術が育たない。日本は老舗の企業が多くていいけど、新しい企業が育つのに難しい国。欧米が中国に対し科学技術のアクセスを許したのは、いずれ民主化・自由化する楽観論に基づいたもの。そうならないとわかった途端にアクセスが一つ一つ遮断。始まったばかりだ。旧ソ連は1960年代までコンピュータ技術で米国に負けなかったが、以降どんどん差をつけられ80年代完全にタオルを投げた。中国は現時点でも半導体とAIで米国に追いつけないし差が開く一方だ。新刊発売前に増刷となり、ありがとうございます。トルコと日本の親和性がうかがえる。1890年和歌山沖で起きたトルコ船難破事件から130年余り。地元住民が台風に伴うエルトゥール号(オスマン帝国最初の親善使命団を乗せた軍艦)の乗組員69人救出(587人死亡)に成功した縁。彼がイスタンブール出身とあってオスマントルコ600年のDNAを受け継ぎ、日本人女性と結婚して帰化。証券で活路を見出した点に共通項がある。新刊で大インフレ時代!日本株が強いという。まるで、維新と似たような経緯。どこかの国が漁夫の利にあやかる。日本にとって2023~25年ゴールデンクロス。嶋中氏の景気循環論に見合うものだ。
日経平均先物によると、22日大証ミニ2万7050円(-0.28%)に対しラージ同。シカゴ7040円。現物より64円安い。ダウ先物3万3170ドル(-0.02%)。同40ル高い。VIX恐怖指数23.44(+10.46%)、WTI原油先物75.80(-0.73%)。金先物1849(+0.36%)、ビットコイン円3,257, 692(-1.25%)。
22日の日経平均368円安。大引け2万7104円。TOPIX1975(-22)。プライムの出来高12億0100万株、売買代金2兆8100億円。値上がり375(値下がり1393)。10年債0.500%変わらず。米10年債3.940
%(-0.013)。上海総合3291(-0.47%)、香港ハンセン20,423(-0.51%)、インドNifty17,554(-1.53%)、ロシアRTS924(-0.48%)。マザーズ752.75(-1.52%)。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■(****)など。前代未聞のバーゲンになりそうだ。(了凡)