3月にも仰天の相場 4~6月なければ7~9月ふるい (2023.02.20)
前週末反落。日経平均小陽線の引け。再び5日線2万7648円を下回った。17日ダウ129ドル高(16日431ドル安)に見合うもので、予想を上回った1月の米CPI(消費者物価指数)+6.4%、同小売売上高+3.0%、同PPI(卸売物価指数)+0.7%が主因。まだ物価目標2%まで長い道のりという。米利上げ観測を蒸し返す一方、円が2ヵ月ぶり134円台後半の安値をつけ後場下げ渋った。新発10年債0.50%(上限)に問題ない。22日FOMC議事要旨(1月31日・2月1日開催)、24日次期日銀総裁所信聴取が新たな材料。日銀新体制にとって次のFOMC3月21~22日が試金石。FRBの利上げあと3回といわれ最終5.25~5.5%が有力だ。ドル高を受けてエマージング市場が動揺している。1月にエジプト、パキスタン、レバノン3ヵ国がIMF支援獲得を巡り通貨を切り下げ。エジプト50%、パキスタン20%、レバノン90%にのぼる。日本のスリランカ支援「約50億円」も一環。ロシア・ウクライナの消耗戦に拍車がかかり、米国の債務上限問題もドロ沼とあって、「ノーランディング」どころかベアマーケットラリー。1~3月なければ4~6月、7~9月ふるい。昨年9月に出た三空売り、赤三兵買いパート2の解がわかる。日経が17日付朝刊2面に「進化するがん治療 4」。遺伝子で探る再発リスクに言及。日本人の2人に1人ががんに罹患する中、ゲノム医療の普及が待たれると迫真のシリーズ。関係分の■■■■■■■(****)と無縁でない。1月下旬から三角もち合いに入り2月戻り高値を更新。ワラントの絡みもあり出番待ちだ。15、25、75日線3本がゴールデンクロス目前。10~12月期収益改善、年明け本社と研究開発拠点を移転。1~3月のステップが5月の本決算発表につながる。mRNAががん治療に有効といわれ外資も絡んでいる模様。がんワクチンの研究が加速している。ゲノムシーケンサ の受注増にもつながりそうだ。「日本史サイエンス」(播田安弘著)によると、日本が日露戦争に勝ったのは、戦費調達(当時4億5000万円)に奔走した高橋是清(1854~1936)がロンドンに渡り、外債応募者皆無にめげず銀行家ヤコブ・ヘンリー・シフ(ユダヤ人)から500万ポンド(約5000万円)応札を受けたため。ロシアはユダヤ人を迫害していると語り、日本がロシアに勝てば革命が起き帝政が崩壊する。割に合わないが日本を支持したという。その後、日本は秋山兄弟獅子奮迅の活躍でロシアを撃破。3国干渉で臥薪嘗胆。講和に応じた。公債残高22億円返済に82年かかり1986年完済した。日露戦争の「借金」が太平洋戦争につながったという。
日経平均先物によると、直近大証ミニ2万7500円(+0.15%)に対しラージ7510円、シカゴ7490円。現物より23円安い。ダウ先物3万3863ドル(+0.37%)。同36ドル高い。VIX恐怖指数20.02(-0.74%)、WTI原油先物76.33(-2.75%)。金先物1851(-0.02%)、ビットコイン円3,288,841(-0.19%)。
17日の日経平均183円安。大引け2万7513円。TOPIX1991(-9)。プライムの出来高11億1300万株、売買代金2兆6600億円。値上がり617(値下がり1134)。10年債0.500%変わらず。米10年債3.819%(-0.045)。上海総合3224(-0.77%)、香港ハンセン20,719(-1.28%)、インドNifty17,944(-0.51%)、ロシアRTS920(+1.49%)。マザーズ766.05(-1.79%)。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■(****)など。3月にも仰天相場が始まる。(了凡)