米中と日本三すくみ ゴールデンクロス23~25年実現 (2023.01.24)
週明け続伸。日経平均小陽線の引け。後場一段高になった。5日線2万6558円と25日線2万6906円がゴールデンクロス。引け後先物も確りだ。前週末米主要3指数反発を受けたもので、表向き米金融当局者の利上げペースダウン、半導体関連の反発によるもの。その実、米財務長官がダボス会議を通じて中国副首相と会談。19日米債務が上限に達し資金繰りに糸口を見出した。2月5日頃米国務長官も訪中の予定で、米国債売り金買いの現状打開が狙いという。米中貿易戦争に拘らず昨年11月貿易総額6395億ドルと過去最高。FRBで資金繰りをこなせず約40%海外の中銀頼み。中国と日本にかかり切りという。26日に米商務省が昨年10~12月のGDPを発表する予定で、中国春節7連休明け、31日~2月1日FOMCにかけてポジション調整。最悪期を過ぎたかどうか定かでない。米連邦預金保険公社によると、米銀の抱え込んだ債券評価損約90兆円。自己資本の32%に相当し2008年リーマン危機の5%を大幅に上回る。利上げでも収益を生まず、債券含み損で昨年11月のM2(市中に出回るお金の量)前年比微減。日本のバブル崩壊に見合うもので先行き波乱のタネという。ブルームバーグによると、景気後退の始まる前S&P500種が底入れした前例なし。売り込まれたハイテク株を償却するのに時期尚早で10月半ば底入れの見通し。今後1週間マイクロソフト、テスラ、IBMなど決算を通じて利上げペースダウンと景気後退が綱引き。日本は羹に懲りて膾を吹いている。「失われた30年」によるもので、23日召集された通常国会で首相の施政方針演説盛沢山。懸案先送りの解消を目指すもので、側近から維新、敗戦に続く第3の「転換点」を吹き込まれた模様。若林氏をはじめエミン氏、市岡氏、嶋中氏のほか寺島氏にも共通項がうかがえる。米国の急ピッチな利上げで需要が落ち込み、今年半ばに米GDP2四半期連続マイナス。消去法で日本の出番待ったなし。20日、総務省が発表した消費者物価4%上昇をきっかけに41年ぶりインフレと述べた。前回1982年に匹敵するものでバブルの走り。横にはった分立つと大きい。次の日銀総裁が橋渡しとみられ米中と日本三すくみ。コロナ・ウクライナ後を見越し、嶋中氏の短・中・長・超長期のゴールデンクロスが23~25年に実現する見込みだ。故安倍氏の政策を引き継ぐものでインド太平洋の時代。23年がターニングポイントになる。
日経平均先物によると、23日大証ミニ2万6950円(+0.26%)に対しラージ同、シカゴ6925円。現物より19円高い。ダウ先物3万3446ドル(-0.08%)。同71ドル高い。VIX恐怖指数20.27(-1.22%)、WTI原油先物82.40(+0.93%)。金先物1926(-0.09%)、ビットコイン円2,982,502(+1.32%)。
23日の日経平均352円高。大引け2万6906円。TOPIX1945(+18)。プライムの出来高9億7700万株、売買代金2兆3100億円。値上がり1563(値下がり226)。10年債0.375%(-0.025)。米10年債3.503%(+0.016)。上海総合、香港ハンセン休場。インドNifty18,118(+0.50%)、ロシアRTS1001(+0.98%)。マザーズ771.58(+2.39%)。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■■■■(****)、■■■■■(****)など。米中と日本三すくみだ。(了凡)