唯一緩和が続く見通し リフレ10年インフレ移行の正念場 (2023.01.19)
全面高。日経平均大陽線の引け。流れが一変した。前場引け後、日銀の政策決定会合を受けて後場先物中心に急騰。6日ぶり25日線2万6612円を回復した。銀行を除き32業種値上がりし中長期ブルのシグナル。前回の会合で0.25%から0.5%。直近4営業日連続0.5%を超えた10年債が一時0.395%に急落。再修正を見越し先物を売った外資が公表後買い戻したという。日経平均にこだわると、昨年12月20日の669円安に17円及ばず物足りない。日銀総裁は、前回のYCC(イールドカーブコントロール)見直しから日が浅く影響を評価するのに時間がかかる。機動的な政策運営により十分持続可能な旨を強調。消費者物価上昇率を22年度3.0%、23年度1.6%、24年度1.8%に上方修正した。面白い。世界中ベアマーケットの例外が日本。必要十分条件を満たすまで唯一緩和が続くという。リフレ10年。デフレ脱却からインフレに移行する正念場。直近の消費者物価上昇率3.7%といわれ、家計や企業の現金保有に「マイナス金利」がつき始めた。23、24年度物価尻上がり。1620年、ずっと1%台だったジェノバの超低金利が上がり始め数年後5%台。世界レベルでみると、400年ぶりケタ外れのインフレも考えられる。日本がアンカーとみられ、世界の資金が東京に集まる旨仮説を立てた。これまで若林栄四氏やエミン・ユルマズ氏、市岡繁男氏、嶋中雄二氏など共通項があり、ホロスコープ(天体配置図)による天王星の公転周期84年がベース。それも23年から10年マッチング。前半干支・十干による「黄金の3年」が顔を出すといわれ、23年卯跳ね24~25年辰巳天井で片がつく見込み。嶋中氏によると、22年7~9月期の設備投資をきっかけに27年1~3月期まで4.75年持続期間。償却負担をこなし収益拡大が見込まれ、後半も相当な株高が予想される。製造業復活、インバウンド回復を軸足に国内外残存者利益によるもの。コロナ禍、ウクライナ休・停戦後の復興需要が30年ぶり「平和の配当」に見えてくる。何より、■■■■(****)の2年連続最高益が手掛かり。粗鋼生産マイナスに拘らず値上げ、合理化、在庫評価益など円安や原材料高を吸収している。戦後の財閥解体を乗り切り、米国承知の上で旧商号に復帰。21年3月、2030年をめどに大型電炉をつくる旨表明した。22年以降も姫路の広畑や米国アラバマで新電炉案件があり、将来ハイテン(高張力鋼板)、超ハイテン、EVのモーターに使う電磁鋼板をつくる狙い。50年にCO₂ゼロ、コークスの代わりに「水素製鉄」も伝えられ製法一変。日本企業のハイテク化に拍車がかかる。復活の条件が揃ってきた。
日経平均先物によると、18日大証ミニ2万6660円(-0.26%)に対しラージ同、シカゴ6640円。現物より151円安い。ダウ先物3万4044ドル(+0.07%)。同134ドル高い。VIX恐怖指数19.19(-1.54%)、WTI原油先物81.89(+1.79%)。金先物1919(+0.48%)、ビットコイン円2,743,367(+1.07%)。14日連続上昇している。
18日の日経平均652円高。大引け2万6791円。TOPIX1934(+32)。プライムの出来高14億0900万株、売買代金3兆2700億円。値上がり1600(値下がり188)。10年債0.410%(-0.090)。米10年債3.477%(-0.060)。上海総合3224変わらず。香港ハンセン21,678(+0.47%)、インドNifty18,165(+0.62%)、ロシアRTS1003(+0.10%)。マザーズ793.63(+2.49%)。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■(****)など。唯一緩和が続く見通しだ。(了凡)