4月の初押し消去法 徒党組んで臨み5月に乾杯 (2012.04.07)
売り先行で始まり下げ渋り。大半見送られた。6日米雇用統計発表後、NY3連休によるもの。ポジション調整が続いている。スペインとイタリアの長期金利上昇が気になるが、5月ナスダックにフェイスブックが上場される見込み。仏大統領選、ギリシャ総選挙も5月6日が本番で模様眺め。それより5月に国内54基の原発が全部止まり、6月にはFRBのツイストオペ終了。昨年6月追加緩和を打ち切り、痛み止めが切れて8、9月売られただけに気掛かり。過剰反応の印象もある。2月に40年続いた最後の円高一巡。インフレ株高に転換。日本はネガティブからポジティブ・バイアスに変わったと述べた。バブル崩壊から22年数え、欧米や中国が今後22年デフレ。これまでと逆に日本だけインフレ。株高が見込まれるわけだ。それも生産拠点を海外に移した輸出でなしに内需関連が主役といわれ、■■■■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■■■■(****)など走り。国、企業、家計レベルでも20年以上50年見送られたインフラ更新がひとつのテーマとみられる。5日述べた不動産、耐久消費財、ブランド物、貴金属、美術、宝飾品の動意などインフレを見越したもので、消費税の段階引き上げも織り込み始めた。■■■■■(****)、■■■(****)とつき合っているだけでわかる。マネー経済一辺倒の欧米や中国よりずっと健全で、実物経済による循環型社会の到来を告げるもの。津波や原発事故後遺症が残るだけに徹底したもの。復興を通じて日本復活。4日の日経平均230円安こそ初動が終わったシグナル。4、5月乃至6、7月の相場を通じて復活のシンボルが出てくるはずだ。それを探るのが「4月の初押し」である。6日付で日経産業新聞が再び伝えた■■■(****)も参考例。医療イノベーションを促すもので、世界初のゲノム創薬実現を至近距離にとらえた。中村教授のシカゴ大学転出は米国の利害と一致し治験、製造承認、保険適用など経過次第で急ピッチ。薬師如来、漢方、低分子医薬品の末、遺伝子レベルで癌細胞を逐駆するペプチドワクチンをつくり出した。末期癌が対象だけに捨て身だが、理化学研究所と連携。京コンピュータによって60兆もの人間の細胞からCTLと呼ばれる免疫細胞を抽出。ピンポイントで癌細胞を叩くというから痛快。今月治験Ⅲ相入りの★★★-★O1・101(膵臓B)が事実上エース。★★★102と同様に最も難しい膵臓から始めるもの。副作用がないのも特徴である。6日14万7000円で引け3週連続陽線。このままいくと月足でも4本連続陽線になりそうで、2月28日の高値19万2700円突破も時間の問題。政府が5月に医療イノベーション5ヵ年戦略をまとめるころ乾杯できる。
日経平均は79円安。4日連続安で1ヵ月ぶり9688円の引け。出来高16億4500万株、売買代金1兆円。主力をはじめ広範囲に売られ、日銀の追加緩和で上げた1200円のうち半分はき出した。踊り場でもあり消去法で進むほかない。■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■(****)など徒党を組んで臨んでいる。■■■■(****)が164円の引け。2月20日の安値158円に引っ張られた。同社の場合、■■■■■■■■(****)や■■■■■■■■(****)と共通したインフラ整備にくみするもの。売り一巡から切り返す公算大。復興予算の執行が本格化するため、来年にかけて居どころが変わる。(了凡)