先行きドル安インフレ 天皇在位60年記念金貨がじり高 (2022.12.28)
小幅続伸。日経平均小陰線の引け。5日線2万6392円を上回った。ダウやS&P、原油先物高によるもので、26日夜中国がコロナ対策の入国隔離を来年1月8日撤廃と発表。買い戻し一巡後模様眺めだ。■■■■■■■■■■(****)1銘柄で56円上げ、プライムの出来高8億8900万株、売買代金1兆9900億円の薄商い。20日から1週間日銀のサプライズが奏功し、一度も0.5%をつけない10年債に表敬の声。米休場明け、持ち高調整が興味深い。東証によると、11月外資の買い越し約1.2兆円と2年ぶり高水準。年末に年明け一連のイベントを通じて日本の安心、安全、安定を確かめる動き。いざとなれば、「駆け込み寺」と述べた。米国にも「鬼平」が現れインフレ潰し。主要国で唯一緩和を続ける日本に流し目を送っている。コロナ・ウクライナ危機長期化に伴う消耗戦が限界に達し、来年にかけて平和を模索する場面とみられる。債務国が破綻すると債権国もかぶるためで、2年前バフェット氏(92)がカナダの金鉱株と日本の商社株をまとめて買い注目された。当時の報道によると、彼はカナダの金鉱山会社バリック・ゴールドと日本の5大商社株を購入。カナダと米国に重複上場するバリック社をトロント市場(カナダドル)で仕込み、日本の商社株を円で決済した。先行きドル安、インフレ(資源高)と見ているわけで、金価格が米財政赤字と連動しているのも事実。中長期金や金鉱株の値上がりが考えられる。しかし、米国の1934~74年、英国で1969年まで個人の金保有が禁じられ、日本でも近い将来金の現物取引ができなくなるという。戦時中、金地金を没収している。来年以降、コロナとウクライナ危機の煽りでインフレが加速すると金保有禁止、金本位体制復活が視野に入り、24年以降射程圏ともいわれる。このため、天皇在位60年記念10万円金貨がじり高。現在、業者価格15万5480円で値ごろ感もある。政府より民間保有、NISAの観点からも資産形成に打ってつけだ。来年意向、日本をはじめ世界も幕末に突入し混乱に拍車がかかる見通し。ドルを印刷すればその分金価格が上がり、潜在的に4倍以上の可能性があるという。金が急騰する場合、金利も上がることは金の時価総額をFRBの総資産で割った長期金利との関係から明らか。21世紀に入り、最も値上がりしたのが金。米国株が3.3倍に対し6.7倍になった。金、銀、銅の順で上がるという。来年、無事乗り切ると面白い。
日経平均先物によると、27日大証ミニ2万6330円(-0.11%)に対しラージ同、シカゴ6345円。現物より103円安い。ダウ先物3万3595ドル(+0.66%)。同391ドル高い。VIX恐怖指数21.70(-1.23%)、
WTI原油先物80.38(+1.03%)。金先物1817(+0.74%)、ビットコイン円2,245,658(-0.06%)。
27日の日経平均42円高。大引け2万6447円。TOPIX1910(+7)。プライムの値上がり1293(値下がり471)。10年債0.455%(+0.015)。米10年債3.741%(-0.006)。上海総合3095(+0.98%)、香港ハンセン19,593(-0.44%)、インドNifty18,132(+0.65%)、ロシアTRS963(-1.40%)。マザーズ720.03(+2.16%)。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■(****)など。先行きドル安インフレが見込まれる。(了凡)