これから2週間高い 改めて事実を検証し吟味できる (2022.12.14)
反発。日経平均小陰線の引け。13、14日イベント待ちだ。12日ダウ528ドル高を受けて持ち高調整一巡。ウォール街でVIX50日移動平均が200日同平均を下回りデッドクロスという。ブルームバーグによると、今後2週間の株価上昇を示唆するもので有望なサイン。指数や個別で弱気とみられるVIXが短期の市場変動を測る仕組みなため、VIXが低いほどS&P500種のパフォーマンス良好といわれる。10月12日34.53まで上昇したVIXが12月初め20を割り込み12日24余に上昇。13日米CPIと14日同FOMCの政策金利決定に備えており、2つの結果が23年の相場を占うもの。足もとのデッドクロスが短期的に強気でも2週間先さほど参考にならないという。12日NY連減が発表した11月の消費者調査によると、1年先の予想物価上昇率5.2%と前月から0.7%下がった。21年8月以来1年3ヵ月ぶり低水準とあって、住宅価格がさらに下落する見通し。同日伝えられたのが「ウォール街」封切から35年の回顧。ファンドマネージャーがS&P500種の上昇率を超えられないという。「強欲が善である」旨伝説になっていることも事実で手詰まりの印象。このため、盛り上がりに欠ける。来週、クリスマス休暇入りが流れている所以だ。前日述べたように、日本に限って相場格言に分がある。23年卯跳ね24・25年辰巳天井。アノマリーによるもので、来年5月のG7サミット(広島)が有力な手掛かり。核兵器のない世界の実現に向け日本が提案できる唯一の材料。11日「国際賢人会議」の閉会セッションで首相が明らかにした。22年11月15日、G20バリ首脳宣言同で延べ20ページにわたり閣僚会合及び作業部会の成果文書、強力で包摂的な回復のためG20のアクションをまとめたのに続くもの。資金協力も矢の催促とみられ、世界の緩和マネーが巡りめぐって東京に集まる公算大。米国の国債引き受けに日本の協力が不可欠で、40年前遷宮に伴う83~93年(経済拡大10年)に匹敵する場面。バブル再燃も考えられ、失われた30年(トラウマ)を念頭に慎重な対応が望まれる。前後77年、GHQに占領され平和憲法を墨守。米国の属国といわれながら自由と民主主義を守りG7の一角を占め今日まできた。11月28日述べたように、戦後日本が歩んだ道に間違いない。来年から3年、改めて事実を検証し維新、敗戦に続く3度目のチャンスを吟味できるはずだ。取りも直さず生まれ変わるチャンス。日経平均最高値更新が見込まれる。設備投資から入るため償却負担が先行するものの、後半利益が急増する見通し。ハイテク革命によるもので、基幹産業が軒並み息を吹き返すと考えられる。
日経平均先物によると、13日の大証ミニ2万7955円(+0.23%)に対しラージ7960円、シカゴ7955円。現物より5円安い。ダウ先物3万4205ドル(+0.55%)。同200ドル高い。VIX恐怖指数25.69(+12.53%)、WTI原油先物73.41(+0.33%)。金先物1798(+0.33%)、ビットコイン円2,398,990(+1.40%)。
13日の日経平均112円高。大引け2万7954円。TOPIX1965(+8)。プライムの出来高9億6800万株、売買代金2兆4200億円。値上がり1075(値下がり658)。10年債0.250%変わらず。米10年債3.588%(+0.006)。上海総合3176(-0.09%)、香港ハンセン19,596(+0.68%)、インドNifty18,608(+0.60%)、ロシアRTS1076(-1.18%)。マザーズ785.47(+0.27%)。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■(****)など。これから2週間高い。(了凡)