主力が黙っていない 維新後に中国とロシアを破った底力 (2022.11.22)
週明け小反発。日経平均小陰線の引け。一進一退だ。23日(勤労感謝の日)、24日(米感謝祭)休場を控え持ち高調整。前週末ダウ199ドル高に鞘寄せする動き。23日FOMC議事要旨や12月2日米雇用統計、同13日米CPI発表も気が置けない。中国のコロナ感染拡大懸念から上海総合と香港ハンセンが続落している。国内でも3閣僚辞任と2次補正を巡る混乱が尾を引き締まりがない。トルコで米CIAとロシアの情報機関が接触したといわれ、停戦のうわさが伝えられた。1989年11月ベルリンの壁が崩壊し、同12月冷戦終結を巡り「平和の配当」が前例。今回2匹目の泥鰌で12月予想される米国のアノマリー(理論で説明できない規則的な現象)という。ブルームバーグによると、中国・香港株が売られる一方、ドルとスイスフラン、円も買われ。リスクオフの中でドルが一番強含み。上海総合が一時1.3%安、香港ハンセンも同3.4%安になった。現に米国と欧州の貿易・投資がブーム。今年米国の輸入が中国を上回りスイスの腕時計やドイツの工作機械、イタリアの最高級品までかつてない規模で大西洋を渡っている。ドイツの対米輸出が9月に昨年対比50%増。ユーロ安も拍車がかかった。米国がロシアに替わり欧州向け天然ガスの主要供給国となり、ロッキード・マーチンのF-35戦闘機をはじめ欧州の武器輸入加速。OECDのレポートで4~6月期米国の海外直接投資740億ドルとなり、中国460億ドルを大幅に上回った。サプライチェーンの調査会社も、東海岸のコンテナ処理が数カ月西海岸を上回り、NY・ニュージャージー港9月の処理がコロナ前を35%上回り2ヵ月連続全米トップという。新冷戦特需に違いない。若林栄四氏によると、2020年3月9日1ドル101円18銭から22年10月21日151円94銭まで50円ドルが急騰すること自体狂っている。3年足らずで50円の円安が今後壮烈な円高に跳ね返るという。さらに、世界最大級のヘッジファンドが11月上旬「戦後最大の金融危機に向かっている」と警鐘を鳴らす。低金利の時代が終焉を迎え極度のストレスに晒され、バブル崩壊で株価はピークの半値。1987年、2000年、08年乗り切った経験則が通用しない。米金融サイトも、長期にわたる低金利が終わり、600兆ドル規模のデリバディブ解消過程で金融システムを揺るがす損失が発生。最もレバレッジの高い銀行が欧州と日本にあるという。傾聴に値する。しかし、日本は幕末(1868)、敗戦(1945)に次ぐ復活。ホロスコープによるもので、維新後30~40年で中国とロシアを破った底力が原動力。戦後も同様で今回3度目の正直になる。■■■■■■(****)をはじめ■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■(****)など主力が黙っていない。
日経平均先物によると、21日大証ミニ2万7950円(+0.04%)に対しラージ同、シカゴ同。現物より5円高い。ダウ先物3万3699ドル(-0.23%)。同47ドル安い。VIX恐怖指数24.08(+0.63%)、WTI原油先物79.58(-0.70%)。金先物1741(-0.73%)。ビットコイン円2,280,039(-0.10%)。
21日の日経平均45円高。大引け2万7944円。TOPIX1972(+5)。プライムの出来高9億6500万株、売買代金2兆4500億円。値上がり1226(値下がり534)。10年債0.240%(-0.005)。米10年債3.829%(-0.010)。上海総合3.085(-0.39%)、香港ハンセン17,655(-1.87%)、インドNifty18,159(-0.81%)。ロシアRTS 1125(-1.90%)。マザーズ783.24(+0.09%)。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■■■■(****)など。主力が黙っていない。(了凡)