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IT万能の20年終わる 金利とインフレの共存を探る場面 (2022.11.18)

 反落。日経平均小陰線の引け。5日線2万8035円を下回った。16日米主要3指数反落を受けたもので、マイクロン・テクノロジーが来年半導体メモリー供給量2割減を発表し7%安。関連銘柄右に倣えだ。
案の定、同日値下がり指数フィラデルフィア半導体が4.6%マイナスでトップ。過去5年、米国で検索された「成長株」アクセス最低の模様。逆に「割安株」が5割多い。このため、既存事業の破壊者がもてはやされたIT万能の20年が終わり。今後10年成長株から割安株シフトが起きるという。コロナ禍3年、ウクライナ危機長期化を通じて低金利とインフレの共存を探る場面。75日線2万7638円と200日線2万7156円が横ばいになり尚更だ。17日夜、タイのバンコクで3年ぶり日中首脳会談然り。国交正常化50周年にあたり、諸懸案を念頭に置きながら共通の課題に協力する旨伝えられた。双方赴くことが大事で次の対応も改善する。14日夜、米中首脳会談で関係がさらに悪化する懸念を払っただけに意味がある。サウジの皇太子が3年ぶり19日来日(21日まで滞在予定)も興味深い。OPECプラスの産業再構築に日本の技術支援をひき出す一方、原油価格の安定を目指すといわれ、9月元首相会葬4300人の影響が広がっている。NHKのNEWSWEBによると、今年5月ロシアの外交官を辞職したボンダレフ氏のインタビューが印象に残った。プーチン大統領は戦争の終結を勝利なしに受け入れないという。戦況が当初の目論見から逆回転しているのも事実で辞職しなければ同意と受け止められた。すべての問題や失敗を戦争のせいにして「我々には敵がいる。だからプーチン政権が必要」と自身の権限を急激に引き上げた。真相に近い。15日午後、ロシアのミサイルがポーランドに着弾した騒ぎも、米大統領が暫定情報をもとに冷静な対応を呼びかけ小康状態。ウクライナ側の追撃ミサイルが誤って国境を越えポーランドに着弾。最終責任がロシアにあると述べた。双方譲らず自縄自縛。ぎりぎりで解け合うわけだ。算命学によると、来年ケリがつくという。日清・日露戦争の経緯からも日本が漁夫の利にあやかる公算大。1895年、日清戦争で中国の敗北後、清のエリート(漢人)が大挙日本に留学して帰国。日本語で西洋文明を取り込みアップデート。「日本化」により近代化を目指した。厳格にいうと、日清戦争後清を継承した宣統帝が1912年に誕生し、最後台湾に逃れた国民党の中華民国。台湾が「日本化」された中国の継承国という。
 日経平均先物によると、17日大証ミニ2万7930円(-0.18%)に対しラージ同、シカゴ7920円。現物より11円安い。ダウ先物3万3523ドル(-0.20%)。同31ドル安い。VIX恐怖指数24.20(-1.39%)、WTI原油先物84.97(-0.72%)。金先物1767(-0.45%)、ビットコイン円2,306,049(-0.81%)。来年から面白い。
 17日の日経平均97円安。大引け2万7930円。TOPIX1966(+3)。プライムの出来高10億6900万株、売買代金2兆8000億円。値上がり1279(値下がり489)。10年債0.240%変わらず。米10年債3.732%(+0.052)。上海総合3115(-0.15%)、香港ハンセン18,045(-1.15%)、インドNifty18,343(-0.36%)、ロシアRTS1157(-0.56%)。マザーズ790.39(-0.13%)。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■(****)など。IT万能の20年が終わる。(了凡)