米国株売り日本株買い 彷徨したバブルが日本に戻る相場 (2022.11.04)
2日小反落。日経平均中陽線の引け。ねじれが雲に隠れた。日本時間3日未明、FRBが0.75%利上げを発表しダウ乱高下。1日79ドル安から2日505ドル安(一時418ドル高)に急落。その後、ダウ先物が3万2176ドル(+0.01%)に戻した。現物より28ドル高い。日経平均先物も夜間取引で下落し330円安の2万7310円。来月14日次のFOMCまで米インフレ・雇用統計発表が各2本あり依然流動的。FRBにとって最終的な金利が想定より高いという。一方、中国の「ゼロコロナ」も影響が大きい。10月の共産党大会後強化されたといわれ、人口1300万人の武漢市中心部で再びロックダウン。上海市に及ばないものの、ワーカーが世界最大のPhone工場から40キロ歩いて帰宅という。憤懣やるかたない。さらに、3日午前北朝鮮が複数の弾道ミサイルを発射。政府が「Jアラート」で宮城、山形、新潟各県に警戒を促した。2日間延べ23発を数え現体制で最高。世界中、混乱に巻き込まれた。しかし、決算発表を見ると日本企業比較的確り。年初来の円安効果に国内投資増加、10月からインバウンド再燃も追い風。米中バブル崩壊やロシアのウクライナ侵攻に持ち堪えている。1日発表された■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)など折り返しに明らか。■■■■■■(****)も、半導体不足と原材料、物流費高騰に拘らず最終増益。製造業復活を垣間見る思いだ。後半インバウンドが見込まれ全体嵩上げ。この上、米利上げにアベノミクス巻き戻しを加味しても差し引きプラス。価格改定の浸透次第だ。30年続いたデフレ、リフレから来年インフレの入口に差し掛かり、国内でもあらゆるものがじり高。止まりかけた回転が持ち直す運び。シャッター通りに客足が戻り、23年から10年経済の時代。伊勢の遷宮米座(こめのくら)で鳴りを潜めたGDPが金座(かねのくら)後半息を吹き返す。直近、1983~93年に相当し数年後バブル景気も考えられる。若林栄四氏の所見を引用し、これから5年米国株売り日本株買いと述べた。90年代米国に刈り取られた日本のバブルがコロナとウクライナ危機で極限を超えた緩和マネーを生み、彷徨したあげく日本に戻る相場だ。30年横にはった分立つと大きい。世界の資金がソフトからハードに入れ替わる。ものをつくらない国に持続可能性なし。英米がそうでロシア然り。中国は新体制が致命的で10年後転落の見通し。日本の場合、主力が息を吹き返した。悲観している場合でない。
日経平均先物によると、3日大証ミニ2万7330円(-1.50%)に対しラージ同、シカゴ7335円。VIX恐怖指数26.20(+1.51%)、WTI原油先物88.85(-1.28%)。金先物1622(-1.68%)、ビットコイン円3,010,113(+0.87%)。
2日の日経平均15円安。大引け2万7663円。TOPIX1940(+1)。プライムの出来高14億3000万株、売買代金3兆3700億円。値上がり739(値下がり1019)。10年債申さず。米10年債4.189%(+0.089)。上海総合2997(-0.19%)、香港ハンセン15,339(-3.08%)、ロシアRTS1085(-2.10%)。マザーズ737.85(-1.02%)。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■(****)、■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■■■(****)など。ゼロコロナの出口を巡る未確認投稿が否定された。彷徨したバブルが日本に戻る。(了凡)