証券ビュー

アンコール伊勢町

ねじれから雲に入る デフレ解消目前で来年前半が焦点 (2022.11.02)

 まちまち。日経平均小陽線の引け。ねじれから雲に入る。前日ダウ128ドル安。7日ぶり反落し日本時間3日未明FOMC待ち。決算発表を手掛かりに底堅く、時間外取引で米株先物確りだ。ゼロコロナの出口を探る未確認投稿が流れ上海総合2969(+2.62%)、香港ハンセン15,455(+5.23%)に急反発。プライムの出来高12億3200万株、売買代金も3兆1200億円に回復しもみ合い。再び強弱感が対立している。ブルームバーグによると、3ヵ月物と1年半後の米財務省証券利回りが逆転目前。1日僅か0.2で昨年4月2.7から縮小。イールドカーブ逆転が景気後退の前触れで景気抑制水準にあるという。10月に「利上げ減速」を巡りダウ14%高。1976年以来46年ぶり記録的な上昇。手詰まりによるもので空売りの踏み上げに過ぎない。金利先物なら米利上げのピーク23年5~6月という。高金利が半年続く見通しで米住宅ローン金利20年ぶり7%台も気掛かり。10年で元利返済倍となりもつはずがない。9月にFRBが大きな間違いを犯すとの見方を紹介した。来年前半が正念場に変わりない。前日述べた英スナク新首相然り。EU離脱を本気で考えた初の首相で緊急登板。正直で誠実といわれながら有能さ買いかぶり。コロナのさなかでワクチン接種のメドが立たない時、国民に補助金を出し外食を促したという。要するに、時間稼ぎ。どんな計画があろうと英国の衰退を止められない。政府機関の申し子で民主主義のプライドが救いと手厳しい。桁外れの資産家でチャールズ国王の個人資産を上回り倍以上。英国ロスチャイルドの置き土産ともいわれる。直近、ユーチューブで260年続いたロスチャイルド帝国崩壊説がまことしやか。17年101歳で死亡したロックフェラーやキッシンジャー氏(99)の現状から先細り。中国の新体制やロシア侵攻の行方に安閑としていられない。西側報道によると、ウクライナ優勢でもロシア内部で「聖戦」がまかり通り消耗戦に拍車。共倒れの公算が大きい。日本の場合、対応を誤らなければ漁夫の利。来年が正念場だ。2月ロシア侵攻と10月の中国新体制を受けて世界の緩和マネーが日本に緊急避難。2007兆円といわれる個人金融資産の一部や年金基金など国内でも割安な日本株を見直す動きが出始めた。4~6月期GDP需給ギャップ15兆円(-2.7%)に漕ぎつけデフレ解消目前。中長期リフレからインフレに連動する動きだ。ドル高円安が痛点に向かっており、アベノミクス巻き戻しに伴う来年前半が焦点になる。
 日経平均先物によると、1日大証ミニ2万7725円(+0.13%)に対しラージ7720円、シカゴ同。現物より41円高い。ダウ先物3万2974ドル(+0.61%)。同241ドル高い。VIX恐怖指数25.81(+0.23%)、WTI原油先物87.69(+1.34%)。金先物1657(+1.00%)、ビットコイン円3,025,074(-0.80%)。
 1日の日経平均91円高。大引け2万7678円。TOPIX1938(+9)。値上がり849(値下がり911)。10年債0.245%(+0.005)。米10年債3.944%(-0.104)。ロシアRTS1114(+0.30%)。マザーズ745.46(-0.01%)。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)など。日本時間3日未明FOMC待ちだ。(了凡)