証券ビュー

アンコール伊勢町

米中共倒れ漁夫の利 イスタンブールと東京に共通項 (2022.10.25)

 週明け3日ぶり反発。日経平均中陰線の引け。後場じり安だ。21日フィラデルフィア半導体+3.70%、NYダウ+2.47%に対し、24日香港ハンセン-6.36%、中国上海B株-3.42%など手掛かり。12月のFOMCでFRBの利上げ縮小が伝えられる一方、22日中国共産党大会で習主席(69)が慣例を破り3期目。側近で固め独裁体制を強化したのが主因。中国の新体制で経済に精通した人物が見当たらず、香港上場中国株が08年リーマン危機以来の安値。人民元も下落し広州市のロックダウンで混乱に拍車がかかった。5日線2万7057円を3日連続下回り、25日線2万6883円と18日の窓埋め2万6814円が下値。200日線2万7220円が上値の目安という。米国債市場がトラブルをため込んでいるのも事実で、20年3月大混乱に陥って以来FRBが劇的な介入。辛うじて暴落を食い止めているのが現状。流動性を示すJPモルガンの指標が20年3月以来の水準。ブルームバーグ同さらに悪い。米財務相が「適切な流動性喪失を懸念している」という。一方、中国の習氏。2012年主席に就任し1年後国家統計局何千のデータ更新なし。16年まで国と各都市統計局が発行する指標の半分以上無視。GDPを含む7~9月期発表延期に驚いていられない。シカゴ大のエコノミストによると、衛星画像から見た夜間光量に関するデータに照らし、過去20年中国のGDPが毎年報告される水準を30%強下回っているという。公共交通機関や道路、航空便、コロナのリアルタイム指標などGDPの推移に程遠い。24日発表された7~9月期3.9%増もまやかし。日本のGDPが90年バブル崩壊後落ちなかったように中国後追い。統計までパクリだ。このため、米中共倒れ。手前ミソでも日本が漁夫の利。企業にとって7~9月期のほか10~12月期、来年1~3月期死活問題。■■■■(****)が東洋経済に噛みつき見直した。32年ぶりの円安と無縁にあらず。90年以来だ。当時平成の鬼平がバブル退治。崩壊に輪をかけて利上げ、引き締め、総需要抑制の駄目押し。30年デフレの元凶といわれる。しかし、日本は持ち堪え個人金融資産2007兆円、GDP世界3位に踏みとどまった。米国の鬼平がインフレ退治、中国主席が共産党独裁に舵を切り皇帝気取り。ロシアも似た運命にある。日本が踏ん張らざるを得ない。かって同胞のよしみトルコが先行指標。年初来物価83%に対し株価95%上昇。イスタンブールと東京に共通項がうかがえる。
 日経平均先物によると、24日大証のミニ2万6915円(+0.56%)に対しラージ7110円、シカゴ同。現物より135円高い。ダウ先物3万0999ドル(+0.74%)。同270ドル高い。VIX恐怖指数30.19(+0.70%)、WTI原油先物83.39(-1.01%)。金先物1651(-0.18%)、ビットコイン円2,885,258(+0.22%)。
 24日の日経平均84円高。大引け2万6974円。TOPIX1887(+5)。プライムの出来高10億3000万株、売買代金2兆6000億円。値上がり904(値下がり858)。10年債申さず。米10年債4.158%(-0.066)。上海総合2977(-2.02%)、ロシアRTS1057(+0.68%)。マザーズ726.49(+0.33%)。反転が迫っている。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■(****)など。27日、■■■■(****)が一皮むける。(了凡)