新冷戦にうってつけ 30年ぶり日本復活の走りが出ている (2022.10.24)
前週末続落。日経平均短陰線の引け。後場見送られた。20日米主要3指数続落を受けたもので、フィラデルフィア半導体指数(+3.70%)確り。21日11月のFOMCで12月利上げ幅縮小が伝えられ米10年債4.2%台(一時15年ぶり4.33%)を好感。先物が夜間取引で250円上昇し2万7150円に戻した。25日線2万6916円をボーダーラインに強弱感が対立している。米10年債が08年以来の水準に達し23年前半5%を織り込む動きという。22日中国共産党大会が終わったものの、21日上海総合3038(+0.13%)に対し香港ハンセン16,211(-0.42%)と09年以来の安値更新。18日中国政府が一連の経済統計発表を見送った影響によるもの。中国バブル崩壊を物語るもので人民元最安値更新。習主席3期就任、胡前主席突然退席。中国から資金流失もうかがえる。指導者は経済が弱くなると予想困難で危険な存在。プーチン氏がそうで経済より戦争を始める傾向がある。習氏に確かな判断力のないこともわかり、中国から撤退する企業も少なくない。安全保障上のリスクとコストがかかり日本の場合補助金もある。今の中国は個人崇拝にシフト。誰も何もいえない。経済がうまく回る道理なしという。受け売りだが、冷戦が1989年ベルリンの壁崩壊で終了。翌年日本もバブルが弾け停滞の時代に入った。地政学的な重要性が後退。中国の巨大市場が開放されて世界中の投資殺到。日本に対する関心が低下した。しかし、13年のシリア内戦で中国とロシアが米国の覇権を争う「新冷戦の構図」になった。ロシア支援のアサド政権が化学兵器使用を疑われ米軍介入検討。14年ウクライナのロシア派政権が親米派デモで崩壊しクリミア併合につながった。シリア内戦から10年で今日の新冷戦本格化。30年ぶり日本復活の第一歩が始まった。33年まで20年「経済の時代」に突入し伊勢の式年遷宮「金座」(かねのくら)に鎮座。維新、敗戦に次ぎ3度目のリボーンに相当する旨述べた。数年後、日経平均5万円。10年後10万円も考えられ、22~23年正念場であり踊り場。目鼻がつくところにきた。欧米をはじめサウジやロシア、中国から資金流入が相次ぎ、国内も個人金融資産2007兆円(6月末)流動化。政府の資産所得倍増支援も固まった。失われた30年で需給ギャップ解消。アベノミクス巻き戻しがきっかけ。米国のインフレ抑制に不可欠なドル高がピークアウトする見通し。製造業復活とインバウンド再燃を期待できる。新冷戦にうってつけだ。
日経平均先物によると、直近大証ミニ2万7150円(+0.93%)に対しラージ同、シカゴ7145円。ダウ先物3万1189ドル(+2.75%)。現物より106ドル高い。VIX恐怖指数29.69(-0.97%)、WTI原油先物84.00(+0.84%)、金先物1662(+1.57%)、ビットコイン円2,834,725(+0.06%)。
21日の日経平均116円安。大引け2万6890円。TOPIX1881(-13)。プライムの出来高10億2600万株、売買代金2兆5900億円。値上がり350(値下がり1422)。10年債0.250%変わらず。米10年債4.224%(-0.011)。ロシアRTS1050(+0.87%)。マザーズ724.08(-0.50%)。全体の先行指標で反転待ちだ。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■(****)など。30年ぶり日本復活の走りが出ている。(了凡)