来年から10年明るい はらみ寄せ売りサインに備えよ (2022.10.18)
週明け反落。日経平均短陰線の引け。売り一巡後下げ渋った。時間外で米主要3指数が確り。32年ぶり円安(1ドル148円)も英国発のドル高が遠因で、財務相が「過渡な変動に断固たる措置」と抜かりない。11日インバウンド明けから百貨店や鉄道、ホテルなどリオープン(経済再開)関連が堅調。14日大陽線を引き「はらみ寄せ」。売りサインが出た。19日に9月のインバウンドが発表され10月以降本格化。明るい材料にしても物足りない。米主要3指数が安値から5%反発しながらVIX(恐怖指数)高止まり。売り方にとって場の開いた時上昇しなかったことが警戒サインだったように、この次買い方も騙し討ちに見舞われるという。18~20日にかけて米住宅関連指標、27日ECB理事会、11月2~3日FOMCなど総すくみ。7日発表された9月の米雇用統計より11月明らかになる10月の現状が問題。インフレ騒ぎが峠を越しただけで鎮静の兆候なし。急ピッチな利上げ、引き締めの影響が金融ストレスとなって蓄積している。ポール・クルーグマンがNYタイムズに「来年噴火が起きる」と寄稿。世界の株と債券が4月以降44兆ドル値下がりし、ポジション調整に追い込まれたという。若林栄四氏によると、FRBは数字を見ないと反応しないためデフレがはっきりするまで景気対策なし。主要企業の決算発表が一巡すると突然調整も考えられる。一方、日本は米中やEUなどバブル崩壊と一線を画し直近10年リフレの状態。デフレから抜け出しインフレ目前の踊り場。失われた30年をしのぎ需給ギャップ解消にあと一歩だ。30年デフレを大半現・預金で回し、22年6月末の個人金融資産2007兆円とピーク更新。GDPも直近552兆円で世界3位。理にかなったもので、アベノミクス巻き戻し前に漕ぎつけた。コロナ・ウクライナ危機を通じて米中バブル崩壊に伴うサプライチェーン、カントリーリスク再構築。インフレの備えもうかがえる。式年遷宮の前例から33年まで10年「金座」(かねのくら)にあり経済の出番。直近、83年から93年にかけてジャパンアズ№1と騒がれた第2幕に相当する。大袈裟にも維新(1868)、敗戦(1945)に次ぐ3度目のリボーン。24年新1万円札発行を控え10年で元手を1億円にするチャンス。世界の資金が日本に集まり人や情報も寄ってくる見通し。来年1~3月まで雌伏期に相当し好買い場。何より製造業復活が支援材料。米国製造業が20年で65万社撤退し、米国を親分格に日本が下請。朝鮮・ベトナム戦争の特需に似た構図。■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)など軸足とみられる。
日経平均先物によると、17日大証ミニ2万6850円(+0.47%)に対しラージ同、シカゴ6860円。現物より84円高い。ダウ先物3万0017ドル(+1.04%)。同382ドル高い。VIX恐怖指数32.09(+0.47%)、WTI原油先物84.00(-0.77%)。金先物1664(+0.94%)、ビットコイン円2,891,000(+1.01%)。
17日の日経平均314円安。大引け2万6775円。TOPIX1879 (-18)。プライムの出来高10億5700万株、売買代金2兆4200億円。値上がり384(値下がり1390)。10年債0.250%(+0.005)。米10年債3.949%(-0.076)。上海総合3084%(+0.42%)、香港ハンセン16,612(+0.15%)、ロシアRTS1015(+2.54%)。マザーズ715.00(-0.08%)。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■■(****)など。はらみ寄せ売りサインに備えよ。来年から10年明るい。(了凡)