バリュー株の一角人気 ロシアが原発国有化盾に起死回生 (2022.10.07)
4連騰。日経平均小陽線の引け。続伸した。5日米10年債3.7%台(前日3.63%)に上昇しながら、フィラデルフィア半導体指数2523(+0.94%)に戻したのが手掛かり。一時ダウ430ドル安をつけ引け42ドル安。買い戻しによるもので、商品投資顧問やアルゴ系の指数取引が主因。引け後、先物安に跳ね返っている。週末米雇用統計や3連休を控え、来週も12日FOMC議事録要旨、13日米CPI発表の予定。このため、200日線2万7322円が上値の目安。6日2万7399円をつけた。米シティグループが4日付で「われわれは景気後退に向けたポジション構築の初期段階」とリポート。来週始まる7~9月期決算発表にとってマクロ要因の極端な価格変動に飲み込まれるリスクがある旨つけ加えた。■■■■■(****)が楽天証券2割出資を固めたといわれ頷いた。5日、ロシア大統領がウクライナ南部サポロジエ原発「国有化」に署名。6日、北朝鮮も日本海ヘ弾道ミサイル2発を発射し示威行為頻り。突っ込んで調べると、ロシア侵攻の真相がわかった。今年12月30日、旧ソ連建国100周年。民主化の阻止だ。14年クリミア併合から8年。容赦ない圧力にウクライナの民主主義が持ち堪えた。民族、言語、地域分断を越え団結。19年の大統領選でゼレンスキー氏(44)が地滑り的勝利。その後成功し繁栄したことから、プーチン氏(69)は民主的なウクライナが国境と隣接することに耐えられなくなった。そこで、NATO拡大阻止を大義名分に武力侵攻を決意したという。ウクライナが加盟を目指す一方、NATO幹部の本音が「参加資格なし」とあってプーチン氏のでっちあげ。NATOは防衛同盟で旧ソ連やロシアを攻撃したことがない。将来もそうだ。しかし、ウクライナが民主化に成功するとロシアが困る。現体制が動揺しジョージアやモルドバ、アルメニアなど近隣国の民主化を刺激するためだ。経済制裁で痛手を受けたロシア軍が西側のGPS誘導兵器に圧倒され、この上予備兵30万人で応酬しようにも歯が立たない。欧州最大の陸軍で過去20年強化予算を組み能力も向上したが、ウクライナ軍が僅か8年でハイレベルな西側兵器をこなすようになり、「冬将軍」がきてもやり返す見通し。中国や北朝鮮も事情が酷似しており断じて民主化阻止。ロシアはIEA (国際原子力機関)の制止を拒否し、原発国有化を盾に起死回生という。4日紹介した■■■■(****) がこれから起きる変化をいち早く織り込む見込み。ヨウ素で国内トップ。東欧圏で引っ張り凧。12月決算で上方修正を期待できる。
日経平均先物によると、6日大証ミニ2万7100円(-0.70%)に対しラージ同、シカゴ7070円。現物より241円安い。ダウ先物3万0135ドル(-0.58%)。同139ドル安い。VIX恐怖指数29.28(+0.72%)、WTI原油先物87.42(-0.39%)。金先物1723(+0.15%)、ビットコイン円2,916,886(+0.35%)。
6日の日経平均190円高。大引け2万7311円。TOPIX1922(+9)。プライムの出来高11億3900万株、売買代金2兆7100億円。値上がり1338(値下がり414)。10年債申さず。米10年債3.769%(+1.019%)。上海総合休場、香港ハンセン18,012(-0.75%)、ロシアRTS1057(-0.40%)。マザーズ735.25(+1.18%)。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■(****) 、■■■■■■■(****) 、■■■■■■■■■■■■(****) 、■■■■■■(****) 、■■■■(****) 、■■■■■■■(****) 、■■■■■■■■(****) 、■■■■■■■(****) 、■■■■■■(****) 、■■■■■(****) 、■■■(****) 、■■■(****) 、■■■■■(****) など。指数乱高下の中、バリュー株の一角が人気を呼びそうだ。(了凡)