10月から半年正念場 ロシア侵攻の核心に迫る落とし子 (2022.10.11)
前週末5日ぶり反落。日経平均中陽線の引け。後場見送られた。米雇用統計に3連休、12日FOMC議事要旨、13日米CPI 発表を巡るもので、7日ダウ630ドル安(6日346ドル安)に明らか。引け後先物が夜間取引で下落し400円安の2万6700円。週明け門前払いだ。前週戻りを試し米政策期待後退。株をはじめリスク資産の持ち高調整が主因。ウォール街で金融システムのストレスが高まっている。ドル高と米金利上昇によるもので、8月の企業デフォルト7月から倍以上。ストレス過剰に伴う機能障害も懸念される。船出するなり座礁した英国も凄まじい。米国の源流に相当し、インフレと消費不振からカフェ、パブ、パン、醸造など今年前半25万社廃業。前年同期16%、コロナ前比40%増と過去最多。規制緩和で需要が戻るとサプライチェーン混乱に伴い物価高騰。ウクライナ危機が拍車をかけた。1974年以来、英国の消費者信頼感指数最低。光熱費から食料まですべて価格が上昇しやりくり困難な見通し。サマーズ元財務長官(67)が米インフレを抑え込むのに5%以上の失業率が5年以上不可欠とFRBを叱咤。週明け始まる7~9月期決算発表、11月8日の米中間選を通じてフルイがかかる。ハードランディングが見込まれ来年1~3月期本格化。若林栄四氏のダウ54.4%安を加味し、1万6850ドル(7日2万9296ドル)からボトム圏と述べた。年内最後のFOMC(12月13~14日)が来年の手掛かり。ロシア侵攻もケリがつくという。日本の場合、バブル崩壊から大調整を迫られ事実上デフレギャップを解消。4~6月期内閣府発表15兆円(日銀同4兆円)に漕ぎつけた。30年余リファンダメンタルズ(経済の基礎的条件)の改善によるもの。英米やEU、中国、ロシアなど来年からバブルの反動をもろに受ける。まだ初動に過ぎない。その点、法人企業統計によると、日本企業全産業(金融保険除く)の経常利益4~6月期28兆3181億円(17.6%増)と最高。内部留保500兆円突破。7月~9月期底堅いのも事実で後半何が起きてもやり切る構えだ。日本の不動産が上海やNYより割安でバブル期越えという。年初来20%円安となり3連休明け11日インバウンド再開も手掛かり。IMFが来年世界の3分の1景気後退。さらに悪化を強調する中で、■■■■(****) が国内生産倍増。グーグルもアジア太平洋地域の事業拡大を見越し日本に1000億円規模の設備投資を表明。製造業とインバウンド両輪よし。10月から半年正念場とみられ、指数乱高下を念頭に■■■■(****)を送り込んだ。日本にとってロシアの「冬将軍」にマッチング。新冷戦の落とし子。小規模核兵器が長崎、広島並みといわれ中長期大化けの公算もある。ロシア侵攻の核心に迫るものだ。
日経平均先物によると、7日大証ミニ2万6705円(-1.46%)に対しラージ6700円、シカゴ6710円。現物より406円安い。ダウ先物2万9345ドル(-2.12%)。同48ドル高い。VIX恐怖指数31.36(+2.75%)、WTI原油先物93.20(+5.37%)。金先物1701(-1.10%)。ビットコイン円2,839,504変わらず
7日の日経平均195円安。大引け2万7116円。TOPIX1906(-16)。プライムの出来高11億1100万株、売買代金2兆7100億円。値上がり500(値下がり1254)。10年債申さず。米10年債3.889%(+0.069)。香港ハンセン17,740(-1.51%)、ロシアRTS1005(-3.81%)、マザーズ725.23(-1.36%)。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■(****) 、■■■(****) 、■■■■(****) 、■■■■(****) ■■■■■(****) 、■■■■■■■■(****) 、■■■■■■(****) 、■■■■■■(****) 、■■■■■■■■(****) など。8日、クリミア大橋炎上が伝えられた。 (了凡)