証券ビュー

アンコール伊勢町

三空売り赤三兵買い FRBが大きな間違い犯すとの見方 (2022.09.13)

 週明け続伸。日経平均小陽線の引け。三空売り、赤三兵買いになった。25日線2万8284円を上回り、8月17日高値から9月7日安値の半値戻し2万8245円を達成。売り買い四つに組み13日米CPI発表を待つばかり。引け後、先物が甘い。米CPIにこだわると、直近2ヵ月年率9.1%、8.5%と頭打ち。FRBが日本と同様バブル潰しにはまった印象を受け、20~21日のFOMCが気懸かりだ。モノが不足すると物価が上昇しインフレになるが、コロナ禍・ロシアのウクライナ侵攻に伴い経済制裁、当事者間でエネルギーや一次産品が高騰し偏在によるもの。よって長続きしない。物事には2年8カ月、ないし同10ヵ月のルールがあり、コロナ感染拡大が騒ぎになった19年11月から数え22年7~9月一段落。手を出すなという。22年2月からウクライナ侵攻が始まり、同ルールを当てはめると24年10~12月が次の目安。2年後振り返るとわかる。市場の一部にFRBが大きな間違いを犯すとの見方があり、労働需給が極めてタイトゆえ米景気がいいと限らない。5月0.50%、6月0.75%の大幅値利上げに伴う株安然り。近い将来デフレを織り込むもので、FRBが間際になってインフレと戦っているのに違和感。13日、市場の反応次第で何か決定的な場面がやってくるという。8日初の0.75%利上げを決定したECBもウクライナ侵攻をきっかけにロシア圏からNATO加盟申請が相次ぎユーロ反落。年内1ドル割れが視野に入った。12日某メディアがウクライナ東南部の要衝でロシア軍大敗を伝え、「プーチン四面楚歌」と気勢をあげたものの喜んでいられない。中国も金融危機に伴う資本逃避が目立ち混乱に拍車。新体制も旧態依然で成功体験の反動がついて回る。幸か不幸か日本が「駆け込み寺」とみられる。政府は10月をめどに入国者上限撤廃を検討。11日沖縄知事選で現職が再選され国と対立する旨伝えられた。コロナ対策で最後に入国制限を解除。辺野古移設反対で米国排除。中国介入も考えられる。維新(1868)、敗戦(1945)に続き77年に1度の歴史的なチャンス。89年をピークに30年バブルの調整が一巡。米中とロシアの新冷戦が長期化し再び世界の資金が日本に集まる見通し。試算によると90年代4兆ドル持ち出し。40兆ドルになって跳ね返るという。アベノミクス巻き戻しが呼び水。円高を覚悟せよという。
 日経平均先物によると、12日大証ミニ2万8340円(+0.28%)に対しラージ同、シカゴ8350円。現物より192円安い。ダウ先物3万2265ドル(+0.31%)。同113ドル高。VIX恐怖指数23.41(-0.85%)、WTI原油先物87.32(+0.61%)。金先物1740(+0.67%)、ビットコイン円3,177,947(+2.13%)。
 12日の日経平均327円高。大引け2万8542円。TOPIX1980(+14)。プライムの出来高9億2500万株、売買代金2兆1600億円。値上がり1259(値下がり488)。10年債0.240%(-0.005)。米10年債3.283%(-0.029)。上海総合3262(+0.82%)、香港ハンセン19,362(+2.69%)、ロシアRTS1284(+1.73%)。マザーズ753.90(+1.70%)。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■■■(****)■■■■■■■■■■■■(****)、■■■■■■(****)など。まさに、三空売り赤三兵買いだ。(了凡)