今秋以降来春にかけて 戦後の成功体験が通用しない時代 (2022.08.23)
週明け続落。日経平均中陽線の引け。下げ渋った。前週末の先物安に鞘寄せして始まり中国の3ヵ月ぶり追加利下げや円安に助けられ持ち直した。引け後、再び先物が売られ続落。持ち高調整が尾を引きそうだ。14日、Wトップ突破が日本の運命。何が起きようと受けて立つほかない。25~26日ジャクソンホール、9月22日FOMCを通じてハードランディングかソフトランディング。にも拘らずインフレ高止まり。試算すると、世界中でGDPの消耗約500兆円という。コロナ禍、ロシアのウクライナ侵攻によるもので、日本でいえばバブル崩壊から30年グローバル化の反動。幸か不幸か持ち堪えインフレに移行する踊り場。主要国で唯一と述べた。21日、日経「マネー底流潮流」によると、今後数年清算がテーマという。1945年の敗戦から77年、1868年明治政府成立から敗戦まで77年で3度目の清算に相当し傾聴に値する。ホロスコープ(天体配置図)の天王星84年・おうし座入り7年周期(2019 3/6~26 4/26)に呼応するもので、史上最大のヘアピンカーブを曲がり切るのに5年。22、23年正念場といわれる。19年に始まった初動が10年先を左右するためで、日本の場合、失われた30年や無為無策と叩かれながらGDP3位を確保。それが無条件降伏1日前のWトップ突破になった、利上げや円安、コロナ、ウクライナ情勢など当事者能力なし。適応するほかない。これから5年、米国株売り日本株買いが処方箋。若林栄四氏の黄金分割によるもので、日本を背負って立つ会社が世界をリードする見通し。9月7日売り方の買い戻しが一巡すると、同21日と12月6日買い方の期日到来。来年3月にかけてアベノミクス巻き戻しが視野に入る。万一外資が売ってくれば、日本の個人金融資産2000兆円が黙っていない。現在の株式投資11%といわれ、1%増で20兆円にのぼる。11月米中間選・中国共産党大会と前後してロシア・ウクライナ停戦も動き出すとみられ、傍目はおろか当事者も皆目先のことがわからない。日本は拠って立つ大国の利害にもまれ、良きも悪しきも漁夫の利次第。7月参院選で圧勝した自民党が8月旧統一教会の腐れ縁で馬脚を現したように、戦後の成功体験が通用しない時代になった。今秋以降来春にかけて正念場。その後日経平均4万円が視野に入るはずだ。
日経平均先物によると、22日大証ミニ2万8610円(-0.38%)に対しラージ同、シカゴ円建て8625円。現物より170円安い。ダウ先物3万3404ドル(-0.90%)。同303ドル安い。VIX恐怖指数23.12(+18.20%)、WTI原油先物90.30(-0.15%)。金先物1746(-0.92%)、ビットコイン円2,913,058(-1.29%)。
22日の日経平均135円安。大引け2万8794円。TOPIX1992(-2)。プライムの出来高9億2000万株、売買代金2兆1200億円。値上がり798(値下がり956)。10年債0.210%(+0.015)。米10年債2.977%(+0.005)。上海総合3277(+0.61%)、香港ハンセン19,656(-0.59%)、ロシアRTS1179(+0.82%)。マザーズ指数の引け733.26(-2.02%)。値上がり率ランキングによると、関係分でI■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■(****)など。今秋以降来春にかけて正念場だ。(了凡)