割安なバリューに限る 喜んでいられないゴールデンクロス (2022.08.18)
反発。日経平均大陽線の引け。1月5日以来7ヵ月ぶり高値だ。ダウ5連騰を受けたもので、25日線2万7772円が200日線2万7546円を抜きゴールデンクロス。年初来高値2万9388円更新が焦点になった。若林栄四氏によると、これだけ無茶な円安をやったので、無茶苦茶な円高がフォローするのに違いない。ウクライナ戦争の影響やインフレ、ECBの政策、加盟国間の経済格差など為替相場にどう落とし込むか。殆ど誰にもできない神業だ。大雑把な方向感でも示してくれるといいが、マーケットの専門家は沈黙しているという。同感だ。17日入手した情報もシリアスなもので、林外相が「中国のスパイ」という際どさ。米国が嗅ぎつけ証拠を握ったと岸前防衛相に伝え、岸氏は全て知っている模様。このため、同外相辞任、ないし更迭が時間の問題になった。ゴールデンクロスを喜んでいる場合でない。無理が通ると道理が引っ込む理屈で一難去ってまた一難。共倒れの公算が大きい。9月7日を境に売り方の買い戻しが一巡するだけに、来年3月買い方の投げも視野に入るわけだ。当面流動性の罠が鍵を握り、市場でもヘッジファンドの死闘が相次ぐ見通し。日経平均が底堅いのは海外にひきかえリオープン(経済再開)期待が根強いといわれ、14日Wトップ突破が日本の運命と述べた。失われた30年デフレギャップをしのぎ製造業復活、インバウンドを通じて今後40年インフレギャップ修正が見込まれる踊り場。ホロスコープ(天体配置図)によるもので22、23年正念場。米中バブル崩壊やロシア侵攻、コロナなど世界の新たなデフレ要因。日本が割安なポジションにあり悲観しても始まらない。これから半年乗り切ることだ。17日値上がり上位指数をみると、米10年債1.61%、マザーズ1.56%、TOPIX1.26%に対し、値下がり同S&PGSCI商品指数1.11%、フィラデルフィア半導体1.03%、ドイツDAX0.85%など日本勢が相対的に上昇。中長期相当な水準訂正が見込まれる。20年以降1990年代と逆の現象が起きるといわれ、24年の新札発行から拍車がかかる運びだ。20年ぶり渋沢栄一、津田梅子、北里柴三郎にリレー。日本が資本主義や教育、医学などリカレント(学び直し)でユダヤ系に取って代わるといわれる。日本人ならぬトルコ人のアプローチによるものでパワーバランスに沿ったものだ。
日経平均先物によると、17日大証ミニ2万8990円(-0.67%)に対しラージ同、シカゴ9015円。現物より208円安い。ダウ先物3万3929ドル。同223ドル安い。VIX恐怖指数20.42(+2.36%)、WTI原油先物86.36(-0.09%)。金先物1782(-0.38%)、ビットコイン円3,212,878(+0.26%)。引け後場味が一変した。
17日の日経平均353円高。大引け2万9222円。TOPIX2006(+25)。プライムの出来高11億3500万株、売買代金2兆8600億円。値上がり1445(値下がり335)。10年債0.180%(+0.015)。米10年債2.874%(+0.063)。上海総合3292(+0.45%)、香港ハンセン19,922(+0.46%)、ロシアRTS1149(+0.67%)。マザーズ指数の引け761.92(+1.56%)。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■■■(****)、I■■■■■■■(****)など。割安なバリューに限る。(了凡)