米国が中国を再逆転 これから5年将来を左右する見通し (2022.08.05)
続伸。日経平均小陽線の引け。200日線2万7559円を上回った。後場■■■■■■(****) の減益決算を吸収し5日線も上回り、引け後、先物を見ると小確り。プライムの値上がり1012(値下がり739)にのぼる。前日米主要3指数急反発を受けたもので、ISM(米サプライマネジメント協会)が発表した7月の非製造業景況感指数予想以上。原油先物安や前日急伸した米10年債が2.75%を下回り、フィラデルフィア半導体指数上昇などポジティブな材料が目立つ。3日訪台後、ペロシ米下院議長が各国指導者に台湾訪問を促すなどやり過ぎ。半面、1年9ヵ月ぶり日中外相会談が4日午後間際キャンセル。中国は台湾周辺の軍事演習に飽き足らず、9月の日中国交正常化50年で切り返す構えだ。米中バブル崩壊、コロナ・ウクライナ情勢を通じて累卵の危機。共倒れを避ける上で時間稼ぎ。7月戻りが一巡し8月出来合いの均衡と述べた。旧聞だが、2019年2月に出た「Empty Planet(誰もいない地球)」(D・ブリカー、J・イビットソン著)が面白い。世界の人口が国連の推計より遥かに早く減少し不可逆的。新しい産業が単純な労働集約型でないため知識集約でないと育たない。多くの子供より1人か2人徹底的に教育投資した方がいいという。大国の覇権争いや安全保障から見ると、人口のほか領土、資源、軍事力がポイント。米国に中国とロシアがメジャーで欧州や日本マイナーリーグ。このうち、米国には世界中から野心ある優秀な人材が流入。あれほど資源の多い大陸に3億人なら国家主権が続く限り衰えない。ロシアは人口減少に伴い転落。広大な領土、資源、軍事力がありメジャーに残る。中国の人口が桁違いに多いものの今後減少。領土、経済力に対し資源が決定的に足りない。欧州と日本は確実に人口が減り資源に乏しい。軍事力もそうでメジャーに程遠い。米国の国家安全保障戦略や国防権限法に、戦略的競争により中国とロシアに勝ち抜かなければならないと書かれている。人口動態から展望すると、中長期、米国が中国を再逆転。日本は漁夫の利がせいぜい。それでも2020年から40年上り坂に相当し、これから5年米国株売り日本株買い。クルーグマン(1953~)が「インフレ後の世界で日本だけダメになる」というが、エミン・ユルマズ(1980~)は「明治維新から30年後に中国とロシアを破った日本に潜在的なパワーが溢れている」という。天王星の80年周期に呼応するもので、これから5年が将来を左右する見通し。
日経平均先物によると、4日大証ミニ2万8010円(+0.21%)に対しラージ同、シカゴ円建て8030円。現物より98円高い。ダウ先物3万2831ドル(+0.20%)。同23ドル高い。VIX恐怖指数21.83(-8.82%)、WTI原油先物91.11(+0.53%)。金先物1797(+1.20%)、ビットコイン円3,065,402(+0.22%)。■■■■■■■(****) が米SPACとの合併を中止した。
4日の日経平均190円高。大引け2万7932円。TOPIX1930変わらず。プライムの出来高12億9500万株、売買代金2兆8900億円。10年債0.170%(-0.015)。米10年債2.725%(+0.017)。上海総合3189(+0.80%)、香港ハンセン20,174(+2.06%)、台湾加権14,702(-0.51%)、ロシアRTS1109(-0.28%)。マザーズ指数の引け736.02(+1.68%)。上放れた。値上がり率ランキングによると、関係分で、■■■■■■■(****) 、■■■■■■(****) 、■■■■■■■(****) 、■■■■■■■(****) 、■■■■■■■■(****) 、■■■■(****) 、■■■■■(****) 、■■■■■■(****) 、■■■■(****) など。米国が中国を再逆転する見込みだ。(了凡)