証券ビュー

アンコール伊勢町

失われた30年が仕込み 世界が日本化し日本が世界化する (2022.08.02)

 週明け反発。日経平均中陽線の引け。好決算銘柄が高値をつけた。前週末米主要3指数大幅高の余韻とみられ、ダウ半値戻し3万3000ドル、ナスダック同1万3300が目安。円高に拘らず高値引けだ。次回のFOMC(9月21~22日)まで50日余り。ジャクソンホール年次シンポ(8月25~26日)とも間が合わず持て余している。米景気回復終了、パニックを止める動きと述べた。「ベーシック・インカム」が残っているためで、2020年以降米議会で成立した財政支援8000億ドルも支出されていない。米10年債が6月に3.50%前後でピークをつけたが、7月29日2.64%を下回り4月8日以来の低水準。4~6月米GDP2四半期連続マイナスになった。依然2年債が10年債を24ベーシスポイント上回り逆イールド。気が置けないわけだ。1日入手した情報によると、米国のエネルギー価格がインフレの長期押し上げ要因。今後カーボン・コストがユーザーに転嫁されると30年代前半にCPIが4%追加上昇。インフレ要因が大きいという。一方、中国情勢が「北戴河会議」で表面化。主席側近の左遷や失脚が伝えられ悪戦苦闘。ゼロコロナ対策に伴う厳しいロックダウンが住宅市場崩壊、富裕層の上海脱出を促している模様だ。人民銀がドルペッグに置かれ、外貨準備なしに人民元を追加供給出来ず国内に必要な資金も回らない。武漢発といわれたコロナに対し、ゼロコロナで先制し自滅したのが現状。米中バブル崩壊が行く手を阻んでいる。朧気ながら日本の時代。ジム・ロジャーズ氏が「次の大暴落でひどい影響を受けるのは日本」というが、バフェット氏が日本の5大商社、サウジ王族も任天堂(7974)に出資。市場が受け入れているのも事実。今秋ないし来春、ハード・ソフトランディングを巡り流れが変わる見通し。世界が日本化する一方、日本が世界化するわけで、失われた30年が仕込みに相当する。7~8月猛威を振るうコロナ第7波が日本と韓国中心だけに正念場。8月10日頃ピークアウトといわれ、新規感染者数より重症・致死率の行方が焦点。アビガン、イベルメクチンの安全・有効性確認が新たな段階という。既に医薬品で誰でも手に入る値頃な価格。必要なら国内のほか世界中無料支援できる。24年から新札発行で北里柴三郎が新1000円札に登場。市場でバイオブームも考えられる。ロシアのウクライナ侵攻にも有効だ。■■■■(****)、■■■■■■■■(****)など息を吹き返すに違いない。
 日経平均先物によると、8月1日大証ミニ2万8010円(+0.05%)に対しラージ同、シカゴ円建て同。現物より17円高い。ダウ先物3万2816ドル(-0.03%)。同29ドル安い。VIX恐怖指数22.28(-0.22%)、WTI原油先物96.72(-1.93%)。金先物1788(+0.38%)、ビットコイン円3,066,649(-1.40%)。
 8月1日の日経平均191円高。大引け2万7993円。TOPIX1960(+19)。プライムの出来高12億2600万株、売買高3兆1000億円。値上がり1486(値下がり312)。10年債0.180%(+0.005)。米10年債2.651%(-0.002)。上海総合3259(+0.21%)、香港ハンセン20,165(+0.05%)、ロシアRTS1127(-0.19%)。マザーズ指数の引け724.56(+0.84%)。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■(****)など。失われた30年が仕込みだ。(了凡)