証券ビュー

アンコール伊勢町

虚をつかれた意外高 市場にも影響与えるコロナ第7波 (2022.07.21)

 全面高。日経平均大陽線の引け。後場も確りだ。5日線2万6910円が75日線2万6845円を上回りゴールデンクロス。意外高が現実になった。東証全33種値上がり。真空地帯に相当し、6月13日の窓2万7389円~2万7795円の上限が目安。買い戻しによるもので、19日米主要3指数大幅高を受けて弾みがついた。値上がり指数をみると、フィラデルフィア半導体4.61%、ラッセル20003.73%、ナスダック3.11%に対し、値下がり同原油先物1.04%、米10年債0.98%、大豆先物0.85%。15日の赤三兵を加味して日銀の政策決定会合(20~21日)、国内CPI発表(22日)、さらにFOMC(26~27日)まで続きそうだ。ネットフリックスが19日発表した4~6月期決算で動画配信サービスの会員97万人減。予想の半分弱で7~9月回復という。解約が一段落してもドル高が見込まれ踊り場。ブルームバーグによると、2008年金融危機以上の守りが裏目に出た米国の弱気筋に打撃。米利上げサイクル長期化。ゆくゆく政策金利5%との声が本音に近い。ロシアの欧州向けガス供給「21日再開」やウクライナ穀物輸出でロシア・イラン・トルコが「協議進展」など当てにならない。米国の場合、目先利上げより中長期利下げも考えられ悩ましい。11月の中間選情報で民主党苦戦。上下院共和党がリードし現政権レームダック。トランプ氏に代わる若手が出馬する見通し。戦後77年、どの国も復興の成功体験が一巡し人材払底。旧体制の限界とデジタル革命の隘路にはまった。天王星84年・おうし座入り7年周期(20193/6~26 4/26)の真っ只中。この先ホロスコープ(天体配置図)抜きに語れない。20日、全国のコロナ第7波の新規感染者15万2411人で過去最高。16日11万351人を大幅に更新し8月ピークといわれる。一般に病原性ウィルスは突然変異を繰り返し、感染力を増すと同時に致死率が下がる。しかし、致死率が半分に弱毒化しても感染者が10倍ならトータル5倍の死亡者。前世代と比較にならない。合併症による重症患者の増大も懸念され、過去最大の打撃をもたらすという。行政や世間がコロナなれし虚をつかれた印象。やがて市場にも大きな影響を与える。20日、フィナンシャルタイムズがインフレと同じくらい懸念される債務問題を伝えたのも印象的。レバレッジ解消が困難になっているためで、前日「シェミッタ」を紹介し8月債務免除もあり得ると述べた。買い戻しが一巡すると逆回転。19日の上げに運用不振のファンドが後追いしたという。
 日経平均先物によると、20日大証ミニ2万7570円(-0.40%)に対しラージ7580円、シカゴ円建て7535円。現物より135円安い。ダウ先物3万1738ドル(-0.17%)。同89ドル安い。VIX恐怖指数24.44(-3.28%)、WTI原油先物99.03(-1.70%)。金先物1706(-0.25%)、ビットコイン円3,288,403(+1.67%)。FTX(仮想通貨交換業者)創業者が混乱回収に乗り出した。
 20日の日経平均718円高。大引け2万7680円。TOPIX1946(+43)。プライムの出来高11億1400万株、売買代金2兆8700億円。値上がり1727(値下がり88)。10年債0.240%(+0.005)。米10年債2.973%(-0.052)。上海総合3304(+0.77%)、香港ハンセン20.890(+1.11%)、ロシアRTS1191(+1.44%)。マザーズ指数の引け695.27(+1.71%)。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■(****)など。コロナ第7波に虚をつかれた。(了凡)