証券ビュー

アンコール伊勢町

これから3年様変わり 自民党の成功体験だけで行き詰まる (2022.07.14)

 反発。日経平均小陽線の引け。後場確りだ。前日の大陰線に収まり孕み足。13日米CPIを大半織り込んでいる。12日急落した原油や非鉄、穀物など国際商品先物が伏線。引け後、ダウ先物3万1050ドル(+0.27%)・ビットコイン円2,723,128(+3.01%)に対し、S&PGSCI商品指数-5.54%・ロシアRTS1125(-1.43%)など明暗。米景気後退とインフレ頭打ちを巡り市場が先にアプローチした。薄商いで投機色が強いものの、12日ダウ162ドル安(一時313ドル安)にもうかがえる。世界各地で猛暑が伝えられ電力不足深刻。盛夏を前にテキサスの熱波で停電危機、需要増に燃料不足も拍車。ロシアのウクライナ侵攻と同様世界中消耗戦に入った。長期化に耐えられない。辞意を表明したスリランカ大統領が国民の抗議をかいくぐりモルディブに脱出したほか、英首相後任に8人立候補といわれヒートアップ。日本はまだマシだ。12日安倍元首相の葬儀が終わり新体制が視野に入った。これから3年、戦後80年にわたる自民党の既得権を見直すため、憲法改正に踏み切る旨準備を進めている。有史来、米国に一度大負けしただけでGHQのつくった憲法を鵜呑みに墨守。明治の欽定憲法(1889年)もそうで一度も改正なく延べ160年こびりついた自民党や政府、奥の院など特権を改めるもの。生前中故人の使命といわれ、今回参院選を通じて後継者が姿を見せた。バブル崩壊30年の帰趨を左右するもので、若林氏のこれから5年、米国株売り日本株買いと共振している。米中やロシアが大国気取りで「一度も負けたことがない」のを口癖にのぼせ返っているのが現状。2020年代央、ガイアの法則が解を出す見通し。米インフレといえば、6月の失業率3.6%でコロナ直前と同水準ながら、賃金上昇率5.1%とコロナ前より高いという。賃上げが物価上昇を促しているわけで、日本で酷評される「悪い円安」に馴染まない。そもそも戦後1ドル360円を決めたGHQからきたもので、循環要因による80年ぶりの円安。現憲法と同様米国のつくったレートがブーメランのように舞い戻った。この儘いくと日本が再び行き詰まる。故人によれば、戦後自民党による成功体験だけで次の時代に進めない。既得権を見直し、垣根を取り払い、人的交流を進めることで流れをつくる。それには、タブーだった憲法改正がきっかけ。参院選で与党が発議に足る3分の2(166)以上177を確保。米国株売り日本株買いの流れができた。この上、西も東も底が抜けて共倒れ。良きも悪しきも日本が漁夫の利。国益、国策に沿った銘柄が登場する見込みだ。
 日経平均先物によると、13日大証ミニ2万6450円(+0.04%)に対しラージ同、シカゴ円建て2万6445円。現物より24円安い。VIX恐怖指数27.30(+4.32%)、WTI原油先物96.20(+0.40%)。金先物1727(+0.14%)。ポジション調整とみられる。
 13日の日経平均142円高。大引け2万6478円。TOPIX1888(+5)。プライムの出来高8億9300万株、売買代金2兆0600億円。値上がり1217(値下がり535)。10年債0.230%(-0.010)。米10年債2.953%(-0.018)。上海総合3284(+0.09%)、香港ハンセン20,797(-0.22%)。マザーズ指数の引け670.17(+0.02%)。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■(****)など。これから3年様変わりだ。(了凡)