お先真っ暗にも活路 ブラックアウト前急反発の見通し (2022.06.21)
週明け続落。日経平均中陰線の引け。後場下げ渋った。自律反発一巡、原油先物安、20日米休場など手掛かり難。ドル建て日経平均が年初来安値を更新し、外資が現状維持に固執する日銀の限界を打診している。巻き戻し自明であれ、外貨準備175兆円(5月末)が介入原資といわれ、10年債を売り崩すのに時期尚早。先物主導で0.255~0.265%にとどまった。日銀が2016年以来死守している0.250%に合理性がない上、首相の「新しい資本主義」も労働生産性を無視して賃上げした企業を減税で優遇する珍奇な政策。昨年9月デジタル庁を立ち上げながら、インフレさえなければ現状維持のまま。既得権を守るためだ。このため、今秋から年度末にかけて予想外の円安が見込まれる。戦後GHQが決めた1ドル360円に伴う循環要因といわれ、若林栄四氏によると、25年1ドル65円を境に中長期里帰り。日本も相当インフレとなり、23~25年戦後のクライマックスと述べた。大前研一氏(79)によると、主要国上位1%の富集中度ロシア58.2%、ブラジル49.6%、インド40.5%、米国35.3%に対し日本18.2%。すでに分配の行き届いた国。今後DX導入が鍵を握るという。一方、ウクライナ情勢の結末。伊東乾氏(57)によると、早ければ2ヵ月後ロシアが東部戦線で総崩れ。1944年第2次大戦の例をひきプーチン氏がヒトラーの轍を踏むという。今のロシアを「大国妄想」に取り憑かれた「蕩尽」と突き放した。1904年日露戦争同日旗艦轟沈から1年後、バルチック艦隊を破った日本の勝利に見合うもの。1945年何もしないで沈没した旗艦大和も前例になる。勝ったところで体制を維持できず破綻。人材や財政、技術のほか経済制裁の影響も本格化する。お先真っ暗に見えるが活路もある。インフレと株安に追い込まれた市場がそうで、6~7月連続0.75%利上げを織り込んだNYも売られ過ぎの修正場面。現在小数派に過ぎず7~9月意外高。ブルの巻き返しが見込まれる。何より、4~6月期の企業業績が新たな手掛かり。値上げが通ると増益を期待できるためで、一例に名古屋の■■■■(****)を紹介した。日本の製造業復活を物語るものだ。
日経平均先物によると、20日大証ミニ2万5940円(+0.27%)に対しラージ5950円、シカゴ円建て5640円。現物より79円高い。ダウ先物2万9885ドル(+0.51%)。同132ドル高い。VIX恐怖指数31.25(-5.16%)、WTI原油先物107.28(+0.09%)。金先物1840(+0.05%)、ビットコイン円2,703,335(+0.59%)。値幅と日柄から底入れの公算が大きい。
20日の日経平均191円安。大引け2万5771円。TOPIX1818(-16)。プライムの出来高11億7700万株、売買代金2兆7100億円。値上がり363(値下がり1432)。10年債0.230%(+0.010)。米10年債3.234%(+0.045)。上海総合3315(-0.04%)、香港ハンセン21,163(+0.42%)、ロシアRTS1340(+1.92%)。マザーズ指数の引け615.35(-0.93%)。ボトムと考えられる。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)など。米企業ブラックアウト(7月末)前急反発の見通しだ。(了凡)