証券ビュー

アンコール伊勢町

インフレ恐慌が視野に 米国のハードランディングと共存 (2022.06.16)

 さらに続落。日経平均小陰線の引け。後場一段安だ。16日未明FOMC、日銀指値オペ拡大、先物安など受けたもので引け後小確り。自律反発が見込まれる。24年ぶり1ドル135円の円安が1998年金融危機以来なら、会期末26年ぶり政府提出法案全て成立したのも金利上昇と株安の巡りわせ。首相は懸案棚上げにより参院選(7月10日)を突破。政府、金融庁、日銀三すくみで円安と物価高を容認。参院選から3年、不都合な事態を持ち越した。13日10年債が0.255%をつけ日銀が2016年以来死守した上限0.25%を一蹴。今後予想される外資の国債売りを全部日銀が買わざるを得ない。外貨準備約175兆円(5月末)が原資といわれ心細い上、来年4月総裁任期前に弾切れも考えられる。悲観一色に見えるが、比較的楽観しているのも事実で、26日G7から月末にかけて主要国も時間稼ぎ。米国のハードランディングが日本の金融緩和と共存できるか探る構えだ。17日の日銀政策決定会合然り。従来通り、修正しても金利上昇と株安に変わりない。今秋から来年1~3月焦点とみられる。米利上げ・引き締めとウクライナ情勢を加味したもので日本も中長期インフレ。ゴールドをはじめ国際商品や株高に拍車。次の金融恐慌がデフレでなくインフレになるという。受け売りだが、米国の場合、コロナ禍に直面し政府が債務超過の銀行を救済。中央銀も債権や株を買い支えマネーサプライ劇的に増加。実質金利が過去最低の水準になった。このため、深刻な危機が起きると1930年代のデフレ恐慌と正反対。今回、貴金属や農産物など商品相場が真っ先に高騰。実物資産として株も買われる。物価上昇に伴い債券急落。にもかかわらず、大多数の生活水準が大幅に落ち込み30年代と同じ。円やユーロもコロナの影響でドルと同等の通貨増発に追い込まれ、一定の価値を保っているものの今後モノの価値が一変し世界同時インフレ。円も1ドル360円で収まらず、一部500~600円説さえうかがえる。次回7月13日の米CPI発表で似たような場面が予想され、10年来の緩和路線を見直す必要に迫られた。2018年4月種子法が廃止され、■■■■■■(****)や■■■■(****)、■■■■(****)に■■■■■(****)まで紹介した。■■■■■■(****)が別格で万一の手段。核心に迫るもので、■■■■(****)と■■■■■(****)の「天底一致」も嵐の前触れといわれる。
 日経平均先物によると、15日大証ミニ2万6310円(+0.11%)に対しラージ同、シカゴ円建て6320円(-0.38%)。現物より6円安い。ダウ先物3万0538ドル(+0.54%)。同173ドル高い。VIX恐怖指数32.35(-4.85%)、WTI原油先物118.36(-0.48%)。金先物1834(+1.16%)、ビットコイン円2,833,000(-5.62%)。何をかいわんや。
 15日の日経平均303円安。大引け2万6326円。TOPIX1855(-22)。プライムの出来高12億2600万株、売買代金2兆7600億円。値上がり257(値下がり1545)。10年債0.250%変わらず。米10年債3.364%(-0.113)。上海総合3305(+0.50%)、香港ハンセン21,308(+1.14%)、ロシアRTS1280(+0.60%)。値上がり率ランキングによると、関係分で ■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■(****)など。インフレ恐慌が視野に入った。(了凡)