証券ビュー

アンコール伊勢町

日本も中長期インフレ 1989年の最高値を抜く見通し (2022.06.15)

 3日連続安。日経平均小陽線の引け。75日線2万6853円も下回った。しかし、6月のFOMC0.75%利上げ、7月も同程度といわれ後場持ち直した。買い戻しによるもので引け後先物が甘い。前日10年債0.255%の後遺症とみられ、再び0.25%に疑問の声。政府と日銀が「どこを見て仕事しているか」不明という。以前触れたように、異次元緩和自体が実験。成功にせよ短期決戦。物価2%にこだわり10年引き回した挙句、24年ぶり1ドル135円台に跳ね返った。日銀総裁が任期まで続投なら150円で収まらず。なりふり構わず長期金利を抑え込んだ反動で、今後予想される外資の国債売りを全部日銀が買わざるを得ない。12日気がついて13日0.255%をつけ、不都合な事態があからさまになった。世界中、切羽詰まり時間稼ぎ。22日参院選公示(7月10日投票)から26日G7、28~29日NATO首脳会議等踏まえ、今秋米中間選と中国共産党大会もあり株安と金利上昇ご法度。前日と同様2022年のダウと1990年の日経平均を重ねると、7~9月売りエネルギーを蓄える場面とみられ、10日0.85倍になったND倍率を1.00倍に換算し日経平均3万2700円を上値の目安にした。直近、日経平均のPER13倍に過ぎず動揺に及ばない。日本も中長期インフレに巻き込まれ、1989年バブルの最高値3万8915円を抜く見通し。参院選から3年不都合な場面と述べた。政府・日銀が急激な円安を「望ましくない」と語り、マイナス金利と10年債上限0.25%イールドに固執している。逆に円安が日本企業の国内回帰を促し、インバウンド解禁やM&Aなど外資流入を促すことも事実。取り沙汰される80年周期説が天王星の84年周期に見合うもので、1ドル360円(1949年4月GHQ発表)も中長期の目安になる。若林氏によると、今回1990年代と逆に日本が米国にとられた値鞘を取り戻すというから愉快だ。
 日経平均先物によると、14日大証ミニ2万6490円(-0.66%)に対しラージ同、シカゴ円建て6510円。現物より120円安い。ダウ先物3万0652ドル(+0.41%)。同114ドル高い。VIX恐怖指数33.29(+19.96%)、WTI原油先物122.94(+1.66%)。金先物1822(-0.49%)、ビットコイン円3,034,231(+0.21%)。
 14日の日経平均357円安。大引け2万6629円。TOPIX1878(-23)。プライムの出来高12億6000万株、売買代金3兆0300億円。値上がり382(値下がり1403)。10年債0.250%変わらず。米10年債3.329%(-0.040)。上海総合3288(+1.02%)、香港ハンセン21,067変わらず、ロシアRTS1279(+0.84%)。マザーズ指数の引け654.76(+0.12%)。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■(****)など。日本も中長期インフレだ。(了凡)