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7~9月乗り切ること 戦艦大和沈没が日露戦争の教訓 (2022.06.07)

 週明け続伸。先物安から切り返し日経平均中陽線の引け。一時200日線2万7940円を上回った。前週末「Go Toトラベル」再開が伝えられ、7日経済財政運営と改革の基本方針閣議決定。22日参院選公示(7月10日投票)も流れるなど政策支援。円安に振れ3月30日以来2ヵ月ぶり高値をつけた。ロシアがドンバスで小さな勝利にこだわり引くに引けない上、中国も東シナ海で日本に負けるとどんな小さな敗北でも政権転覆の危機。5日米韓軍が北朝鮮に対抗してミサイル8発応酬し貸し借りなしの途中経過。開戦100日有余消耗に明け暮れ、大義がないだけに白けてきた。ロイターによると、ロシア軍がウクライナで苦戦。2大都市で敗退し何千人も犠牲者を出しながら、ロシア国内で普段と違うことが何一つ起きていない。プーチン氏も「ロシアは多くの問題を抱えているが常にそうだった」と意に介しない。ルーブルが相次ぐ経済・追加制裁に拘らず開戦前より高いためで、資本規制と輸出企業に対し外貨収益を半分売却する命令により直近1ドル61.036ルーブル。輸出代金の80%ルーブルに転換を義務づけるもので、5月23日50%に下げた。一時半値になり資本規制に伴い6年10ヵ月ぶり高値。規制導入前の輸出代金がドルの儘保有されぞろぞろ出てきた模様。ロシア国民は困難に慣れているが、これから最悪の事態がやってくるという。4月に発生した台風1号が季節繰り上げをもたらし、今秋冬将軍を刺激するような印象。せいぜい1~2週間といわれたロシアの特別軍事作戦が100日超え。事実上、負け戦とみられ大本営発表もルーブル次第。今秋以降インフレ、金融逼迫となれば混乱に拍車。4月同日黒海で旗艦が轟沈し、翌年5月バルチック艦隊全滅。日露戦争(1904~05)の轍を日本自ら戦艦大和(やまと)沈没(1945)で体現しただけに感慨深い。これから5年、米国株売り日本株買いにしても、22~25年戦後のクライマックス。正念場を乗り切るとガイアの法則(日本の時代)が視野に入る。1980年代後半猛烈なドル安で日本が戦後稼いだ富を持ち去った米国に対し、今回記録的な円安で大半取り戻す旨述べた。6月を突破口に7~9月乗り切ることだ。
 日経平均先物によると、6日大証ミニ2万8015円(+0.41%)に対しラージ8020円、シカゴ円建て8000円。現物より84円高い。ダウ先物3万3154ドル(+0.81%)。同256ドル高い。VIX恐怖指数25.16(+1.70%)、WTI原油先物119.47(+0.50%)。金先物1855(+0.31%)、ビットコイン円4,111,135(+5.15%)。6日、日銀総裁が内外に「揺るぎない円安」を表明した。
 6日の日経平均154円高。大引け2万7915円。TOPIX1939(+5)。プライムの出来高10億0100万株、売買代金2兆3200億円。値上がり1029(値下がり713)。10年債0.240%(+0.010)。米10年債2.951%(+0.012)。上海総合3236(+1.28%)、香港ハンセン21,653(+2.71%)、ロシアRTS1187(-1.01%)。マザーズ指数の引け676.14(+0.86%)。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■(****)など。■■■■■■■(****)が高値引け。21日総会待ちだ。7日取材のため、8日付本欄休載の予定です。(了凡)