証券ビュー

アンコール伊勢町

円安追い風に4万円説 ウクライナが収束すると日本の出番 (2022.06.02)

 反発。日経平均小陽線の引け。出番待ちだ。依然1ドル129円台の円安が続き時間外で先物確り。輸出のほか内需・インバウンド関連が高い。前月末トータル売り越しのMSCI指数リバランスを吸収し、月初の投信設定も支援材料。需給好転によるもので引け味がいい。ウクライナが膠着状態となり、エネルギーや穀物、肥料など軒並み堅調。関係分の■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)など水準訂正。建国記念の12日を前にロシア猛攻、後半から7月ウクライナの巻き返しも伝えられ売り買い交錯。流れ弾を避ける上で一時日本が駆け込み寺になりそうだ。直近、日経の「大機小機」が似たような論旨。「円安で稼ぐ日本改造計画」にあいづちを打った。補正予算を可決した現政権が「悪い円安」を真に受け円高株安に舵を切ると元も子もない。コロナとウクライナを通じてグローバリズムの限界がうかがえ、経済安保でも逐一日本企業の国内回帰が先決。戦後循環要因による1ドル360円の帰趨によるもので、輸出を促す政策が物価や賃金、GDPの上昇をもたらす。年金、医療など財政破綻テコ入れにもつながる。喫緊の課題になりそうだ。アベノミクスで大幅な円安となり、1973年2月変動相場制移行以来の水準。実質トルコ・リラやブラジル・レアル、コロンビア・ペソ並みという。円の購買力が50年前といわれ、日本企業のグローバル化に伴うキャピタルフライト(資本逃避)が主因。米国の懐事情もあり、参院選(公示22日・7月10日投票)後早急な対応が見込まれる。ウクライナvsロシアに続き台湾vs中国も控えているだけに今秋本格化。円高株安どころか円安株高なしに世界の経済が回らない。「第3次大戦」といわれる中で資金運用に困難が伴うものの、日本が1ドル360円の円安を追い風に復活するなら文句なし。1990年外資の先物売りで大半巻き上げられた虎の子が米国から日本に里帰り。日経平均4万円が視野に入る見通しだ。1949年4月、GHQ顧問だったジョセフ・ドッジの打ち出した1ドル360円がルーツ。東証設立と並ぶもので5月に東京、大阪、名古屋で取引再開。ウクライナが収束すると日本の出番。敗戦直後まで為替レートをたどり、円安を受け入れることで活路を見出した。半導体をはじめ世界の経済が回らない場面も考えられる。4月着工したTSMC(台湾積体電路製造)の熊本工場が口火。関係分の■■■■(****)と■■■■(****)出資が決め手だ。
 日経平均先物によると、1日大証ミニ2万7520円(+0.07%)に対しラージ7510円、シカゴ円建て7500円。現物より42円高い。ダウ先物3万3100ドル(+0.39%)。同110ドル高い。VIX恐怖指数26.17(-1.39%)、WTI原油先物115.55(+0.78%)。金先物1831(-0.94%)、ビットコイン円4,096,773(+0.07%)。それなりに底堅い。
 1日の日経平均178円高。大引け2万7457円。TOPIX1938(+25)。プライムの出来高12億2800万株、売買代金2兆8900億円。値上がり1546(値下がり258)。10年債0.235%変わらず。米10年債2.880%(+0.025)。上海総合3182(-0.13%)、香港ハンセン21,294(-0.56%)、ロシアRTS1224(+1.39%)。マザーズ指数の引け675.33(+0.61%)。■■■■■■■(****)が動き出した。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)など。円安を追い風に4万円説。少数派に過ぎない。(了凡)