証券ビュー

アンコール伊勢町

中長期光明が見える これから5年米国株売り日本株買い (2022.05.30)

 前週末反発。日経平均小陰線の引け。25日線2万6686円を上回った。週明けNY休場を見越し27日ダウ575ドル高(前日516ドル高)が先行。買い戻しによるもので、25日FOMC議事要旨(5月)を受け0.75%利上げ後退。矢継ぎ早の利上げ・引き締めから中立金利やインフレピークアウトの思惑も広がり、引け後先物が軒並み高い。シカゴ円建て2万7160円(+0.74%)が現物より378円高。ダウ先物3万3237ドル(+1.95%)も同24ドル高い。このほか上海総合3130(+0.23%)、香港ハンセン20,697(+2.89%)に対しロシアRTS1133(-3.47%)。コロナやウクライナ情勢に呼応し市場も長期化を迫られた。スペイン風邪(1918~20)、世界恐慌(1929~32)、さらに旧ソ連崩壊(1991)以来といわれる踊り場。ホロスコープ(天体配置図)で2021~22年が10年先の初動といわれ、一連の混乱が渾然一体となって今秋本格化。2025年に次の時代が始まるという。昨年8月米軍アフガン撤退、今年2月ロシア軍ウクライナ侵攻で明らかになった。戦後体制の再構築といわれ、直近30年はおろか100年に一度のパラダイムシフト。従来の規範や価値観、常識など劇的な変化をもたらすという。天変地異を含めスケールの大きい循環要因に左右され、5月9日1ドル131.35円をつけた。円安の行方に集約される。3月にドル天井と述べた若林栄四説によるもので、戦後360円を振り出しに東日本大震災後2012年76円まで買われ25年65円で収束。帰納法により再び360円に戻る旨黄金分割の日柄と値幅分析を反芻している。白川日銀総裁(2008~13)当時の円高が76円で強い批判を浴びたように、黒田総裁(2013~)の円安容認然り。若林氏によると、僅か3年で65円もの円高が見込まれ驚天動地。これから5年米国株売り日本株買い。1990年代に日経平均が最高値から2割になったのと真逆の関係。円安を呼び水に製造業や非製造業も日本回帰。中長期インバウンド再燃といった流れにある。コロナとウクライナ情勢を巡りカントリーリスク顕在化。米国主導で30年続いたグローバリズムが限界に達した。このため、既得権を守る上で中国や韓国、台湾から日本中心に再構築。4月着工したTSMC(台湾積体電路製造)の熊本工場が新たな拠点という。政府のほか■■■■(****)と■■■■(****)も出資し、ゆくゆくオールジャパンのスキーム。■■■■■■(****)の時価総額34兆円の倍とあって山積する課題をこなすとみられる。
 日経平均先物によると、直近大証ミニ2万7165円(+1.32%)に対しラージ7160円、VIX恐怖指数25.72(-6.47%)、WTI原油先物115.07(+0.86%)。金先物1851(+0.22%)、ビットコイン円3,667,000(+0.72%)。戻りを試すと考えられる。前週末、中国で李克強首相台頭が伝えられた。
 27日の日経平均176円高。大引け2万6781円。TOPIX1887(+9)。プライムの出来高11億6800万株、売買代金2兆9600億円。値上がり1228(値下がり548)。10年債0.225%(-0.005)。米10年債2.740%(+0.003)。マザーズ指数の引け645.11(-0.33%)。大底圏だ。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■(****)など。中長期光明が見える。(了凡)