証券ビュー

アンコール伊勢町

これから5年に尽きる 日本にとって戦後2度目のチャンス (2022.05.16)

 前週末急反発。日経平均大陽線の引け。SQ値2万5951円を上回った。5日線2万6175円も抜き25日線2万6806円を視野。買い戻し一巡後上値を試すとみられる。13日米主要3指数とビットコインが大商いの末急騰。投機筋の積み上げた売り持ち高解消が主因。アマゾンが最高値から4割、ネットフリックスも同7割下げ、チャートでも黄金分割の急所という。旧聞だが、モルガンのリポートに呼応するもので「今後運用成績で日本株が米国株を上回る」とエール。欧米と正反対の緩和継続に円安、PER低水準、自己資本比率改善など2015年以来。同年FRBが利上げに踏み切り、日経平均が年間騰落率でS&P500種を上回った。引け後先物を見ても軒並み高い。上海総合3084(+0.96%)、香港ハンセン19,898(+2.68%)、ロシアRTS1132(-0.69%)と一線を画したもの。4月の米CPI8.3%(3月8.5%)に対し、同ロシア17.8%(同7.61%)という。米国の場合、CPIの構成要素やインフレ連動債のイールド、賃金など分析すると1年以内に半分。その後2%になるか定かでない。朝鮮戦争(1950~53)当時、1950年2%インフレから51年9.6%に達し52年1%弱に収まった。今後原油先物が100ドル前後で安定し、カリフォルニア沖のタンカー半減、中国ロックダウンの影響など加味するとモノ不足ピークアウト。物価上昇が続く中で賃金伸び悩みも伝えられ年内5.3%レベルに落ち着く見通し。13日ピークを迎えた決算で日本企業が健闘しているのも事実で、戦後米国の都合で1ドル360円から始まった循環要因を悪い円安といい切れない。日銀前総裁75円の反動で常に円高がいいとも限らない。今回、コロナに続くウクライナ危機で日本企業もカントリーリスクを痛感。国内生産比率を引き上げる一方、6月から外国人の入国緩和でインバウンド需要増。さらに、「ドンバス総攻撃」後第2のマーシャルプランが伝えられ、ウクライナを欧州のモデル国家に30~70兆円の復興予算検討中。殺したはずのビットコインも生き返る。種々雑多・林立した業者がドルペッグを条件に集約される段階。おのずと■■■■■■(****)が本番を迎える。連結子会社コインチェックの年内NY上場がきっかけだ。
 日経平均先物によると、13日大証ミニ2万6625円(+0.89%)に対しラージ6610円、シカゴ円建て6625円。現物より197円高い。ダウ先物3万2087ドル(+1.37%)。同110ドル安い。VIX恐怖指数28.87(-9.13%)、WTI原油先物110.16(+3.80%)。金先物1810(-0.78%)、ビットコイン円3,763,370(-0.76%)。恐怖指数が物足りない。
 13日の日経平均678円高。大引け2万6427円。TOPIX1864(+35)。プライムの出来高16億4800万株、売買代金3兆5900億円。値上がり1557(値下がり259)。10年債0.240%(-0.005)。米10年債2.919%(+0.064)。マザーズ指数の引け648.65(+4.51%)。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■(****)など。日本にとって戦後2度目のチャンス。これから5年に尽きる。(了凡)