マーシャルプラン出色 ウクライナを欧州のモデル国家に (2022.05.13)
反落。日経平均小陰線の引け。底入れを持ち越した。11日、米主要3指数が年初来安値を更新。買い戻し一巡後見送られた。4月の米CPI(+8.3%)が高止まり。6月14、15日のFOMCまで金融引き締めが続く見通し。仕切り直しだ。関係分の■■■■■(****)や■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)など確り。■■■■■■■■■■(****)と■■■■■■■(****)2社で日経平均の足を38%引っ張った。引け後も先物が続落。旗色が悪い。上海総合3045(-0.12%)、香港ハンセン19,380(-2.24%)にひきかえロシアRTS1127(+0.32%)。その場しのぎだ。10日ロイターによると、求職1人当たり約2件の求人が米労働市場の現状で物価上昇も始まったばかり。1982年ボルカーショック(4%利上げ)をトラウマに「正常化」を目指すという。11日アップル5%安に米SECがテスラCEO調査とあってハイテク受難。中国のロックダウンが主因でGDPの半分、雇用の40%占めるサービスが縮小。4月財新のPMI36.2 (3月42)にとどまり、2020年2月26.5(1月51.8)以来。指導部が体制維持にしゃかりきで当分改善の余地なし。6月中下旬、ウクライナ情勢の鍵を握る「ドンバス総攻撃」が今年の折り返しとみられる。中国の元ウクライナ大使が「ロシアの敗北時間の問題」と述べ、15日にも英国主導でフィンランドとスェーデンがNATOに加盟承認される見込みだ。主要メディアが西側に肩入れしており、2月開戦以来再び「マーシャルプラン」がくすぶっている。1948年米マーシャル国務長官が提唱し、欧州復興に130億ドル(現在推計1600億ドル=20兆円)投入され米国が財政資金を拠出。殆ど米企業の製品購入に回った。欧州統合・EU創設につながり成功。今回、エコノミストの試算でウクライナ再建に30~70兆円といわれ目を丸くした。終戦から3年経過しコストが嵩んだだけに開戦3ヵ月で現実的な提案。合意すると、世界レベルで製造業・非製造業が息を吹き返す。4~6月、7~9月日柄整理よし。10~12月、来年1~3月に日の出の勢い。行き過ぎたデジタルの修正とアナログの巻き戻しが起きる。4月末、ワシントンで同プランが流れ、米国と欧州を巻き込み西側の結束を促す一方、ウクライナを欧州のモデル国家としてリセットする旨話し合われたという。西側の有権者や政治家が支持するかどうか誰にも分からない。市場にしてみれば、一度買わないと収まらない。今の円安が相場の循環によるものであれ、市場が日本の金融資産2000兆円を取り込もうとしているのも事実。12日底割れが伝えられるビットコインも起死回生。これから5年楽しみだ。
日経平均先物によると、12日大証ミニ2万5700円(-0.27%)に対しラージ同、シカゴ円建て5760円。現物より11円高い。ダウ先物3万1702ドル(-0.13%)。同44ドル安い。VIX恐怖指数33.84(+2.58%)、WTI原油先物104.16(-1.47%)。金先物1844(-0.48%)、ビットコイン円3,669,800(-3.19%)。日柄整理と考えられる。
12日の日経平均464円安。大引け2万5748円。TOPIX1829(-21)。プライムの出来高14億8100万株、売買代金3兆2600億円。値上がり330(値下がり1477)。10年債0.245%変わらず。米10年債2.842%(-0.089)。マザーズ指数の引け620.63(-6.07%)。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■(****)など。マーシャルプランが出色の材料だ。(了凡)