証券ビュー

アンコール伊勢町

政府も国内回帰を支援 製造業に非製造業もリスク続出 (2022.05.12)

 3日ぶり小反発。日経平均小陽線の引け。5日線2万6504円を下回った。11日米CPI発表(4月)を控え前日ダウ84ドル安。3月40年ぶり前年同月+8.5%だけに朝506ドル高、昼過ぎ357ドル安の末持ち高調整によるもの。引け後先物を見ても確り。目先底を打った。上海総合3058(+0.75%)、香港ハンセン19,824(+0.97%)、ロシアRTS1088(+0.01%)にもうかがえる。株をはじめ債券、原油、金など前半峠を越し6、7月折り返し。5月と同様6月14、15日FOMC、半ば「ドンバス総攻撃」を勘案しあく抜けが近い。米国の闇雲な利上げと量的引き締めに閉口したが、ロシアも9日プーチン氏の「戦勝記念」演説で台なし。第2次攻撃で余力を使い果たし第3次の体力なしという。国家総動員体制で煙に巻いても長引くほど打撃が大きい。ウクライナのゼレンスキー氏は「6月半ばにクリミアを奪還する」とよどみない。一方、5月香港をはじめフィリピン、フランス、日本、ブラジル、11月米国まで選挙が続き時間稼ぎ。中国が上海ロックダウンで行き詰まり、経済逆回転に拘らず体制維持に追われロシアの後追い。北朝鮮の核開発もロシアがバックといわれ、国際法違反と戦術核兵器を巡り喧々諤々。ぎりぎりまで行きそうだ。このため、カントリーリスクが続出し製造業に非製造業も国内回帰。コロナに続くウクライナ危機で活発になった。米国の場合、サプライチェーンのUターンで雇用急増。製造業で1ドル動くと経済全体で3ドル乗数効果があり、1人雇用されるたび関連雇用5人に拡大。日本でも同様の流れができた。今秋以降本格化するとみられ、6月から外国人の入国再開もありインバウンド再燃。政府も11日の参院本会議で経済安保推進法が成立し、来年から戦略物資の供給網強化を後押し。このほか、インフラの安全保障、先端技術の官民協力、特許非公開が骨子。円安を追い風に株高が見込まれる。4月にTSMC(台湾積体電路製造)が■■■■(****)や■■■■(****)と共同で熊本県に1兆円超投資し半導体工場を着工。道筋をつけた。半導体のほかレアアース、蓄電池、医薬品など特定重要物資。ものにもよるが、関連株にとって強力な支援材料だ。
 日経平均先物によると、11日大証ミニ2万6320円(+0.27%)に対しラージ同。シカゴ円建て6315円。現物より101円高い。ダウ先物3万2372ドル(+0.89%)。同212ドル高い。VIX恐怖指数32.12(-7.57%)、WTI原油先物103.20(+3.45%)。金先物1851(+0.58%)、ビットコイン円4,138,336。戻りを試す動きだ。
 11日の日経平均46円高。大引け2万6213円。TOPIX1851(-11)。プライムの出来高13億6800万株、売買代金3兆2000億円。値上がり629(値下がり1158)。10年債0.245%変わらず。米10年債2.933
%(-0.059)。マザーズ指数の引け660.76(+0.95%)。■■■■■■■(****)が巻き返した。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■(****)など。政府も国内回帰を支援している。(了凡)