証券ビュー

アンコール伊勢町

25日線抜くと理外の理 日米の株価1990年代と真逆に (2022.05.09)

 前週末反発。日経平均小陽線の引け。後場一段高だ。5日ダウ1063ドル安、6日98ドル安(一時523ドル安)をこなし確り。引け後、先物が現物より204円安い2万6800円。3~4日FOMCをしのいだ。現物が5日線2万6751円と75日線2万6990円を上回り、25日線2万7151円を抜くと理外の理。9日(ロシア戦勝記念日)前半のヤマ場と述べた。6日上海総合3001(-2.16%)、香港ハンセン20,001(-3.81%)、ロシアRTS1088(-2.85%)など波乱含み。米雇用統計、同CPI発表(11日)を加味すると頷ける。4月以降米国株や同債券、同リート(不動産投信)など資金流出が目立ち、6~7月FOMCで0.75%利上げ(5月0.5%)のはったり。量的引き締め年約130兆円の脅し。リスクオフのドル需要増で円安に弾みがついた。ボルカー(1979)・バーナンキ(2013)ショックをほうふつするもので、本来利上げしないのが正解といわれる。3月にドル高頭打ち。1913年FRB設立から108年目。危険なタイミングで運命といわれる。これから5年米国売り日本買い。1990年代と真逆の関係に置かれPERよりPBR(純資産倍率)の時代。中長期日米逆転が見込まれる。若林栄四氏によると、2025年に円高のピーク65円。その後円安に振れ戦後360円に向けてリバウンド。日銀は何もできず終わるという。12年2月76円が印象に残っている。米国の場合、調整10年以上。来年2~3月第2波が始まる見通し。日本はウクライナ危機の煽りを受け主要製造業の国内生産比率引き上げ。6月入国再開から円安に伴うインバウンド回復もあり日経平均水準訂正。コロナ明けシャッター通りに動きが出る。3年ぶり祇園祭開催を呼び水に全国追随。米国株安に拘らず中間反騰が考えられる。一方、9日を境にウクライナ危機後半。エスカレートすると共倒れ。長期戦の公算が大きい。フィンランドがNATO加盟月内申請といわれスウェーデンもほぼ確実。にらみ合いが続くとみられ、日露戦争(1904~05年)の経緯から来年5月収束を仮説に駒を進める。暴落説が根強いものの、これから5年日本に追い風。日経平均4万円説に分がある。前週末終値の約1.5倍。5日首相が英国シティーで「資産所得倍増」講演。脱炭素150兆円投資を掲げ個人金融資産2000兆円をアピール。国策に格上げした。
 日経平均先物によると、大証ミニ2万6800円(-1.13%)に対しラージ同、シカゴ円建て同。ダウ先物3万2742ドル(-0.51%)。現物より157ドル安い。VIX恐怖指数30.19(-3.24%)、WTI原油先物110.61(+2.17%)。金先物1882(+0.38%)、ビットコイン円4,709,601(+0.04%)。9日待ちだ。
 6日の日経平均185円高。大引け2万7003円。TOPIX1915(+17)。プライムの出来高14億9800万株、売買代金3兆4300億円。値上がり1279(値下がり510)。10年債0.240%(+0.015)。米10年債3.143%(+0.097)。マザーズ指数の引け674.18(-2.55%)。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)など。25日線を抜くと理外の理になる。(了凡)