6月にロシアなくなる 5月9日赤の広場でパレードいかん (2022.04.19)
週明け続落。日経平均小陰線の引け。5日線2万6848円、25日線2万7157円を下回った。NY3連休明け先物安、米10年債2.88%台、原油先物安など持ち高調整売り。プライムの出来高8億3400万株、売買代金1兆8700億円。値上がり403(値下がり1372)に過ぎない。3月中頃から「6月にロシアがなくなる」といわれ、13日旗艦「モスクワ」がウクライナの対艦ミサイル「ネプチューン」の攻撃を受け轟沈。NY3連休中にロシア敗北、北朝鮮と中国動揺の連鎖が市場に流れた。ほどなく開戦2ヵ月を数え膠着状態。ロシアの戦費が1日2兆円として120兆円空回り。5月9日なりふり構わず「戦勝記念日」に持ち込んだところで6月以降戦争特需剥落。勝っても領土を維持できず破綻につながるわけだ。戦闘機や戦車、戦艦など冷戦当時の旧モデルが大半で西側のAIを搭載した軍事ドローンに歯が立たず。大本営が国民に連戦連敗を告げずじまい。プーチン氏は周囲に自分に忠実な部下だけ残し、ウクライナ東部攻勢に賭けている。建国来一貫して旧ソ連・ロシアから兵器を調達している北朝鮮と中国、インドなど身がすくむ思い。日本も今の自衛隊で兵站補給1ヵ月といわれ長期化困難。おのずと5月に転機がやってくる。万一、6月にロシアがなくなると買い戻しの山。峠を越すや投げも考えられる。再びオイルショック、インフレ高進、金融引き締めなど悪循環。金融市場に暴落がくすぶっている。18日から23日までスイスの大統領(兼外務大臣)が初来日。月内ニュージーランド首相にドイツ首相が続き、5月22日米大統領も固まった。首相自身、GW中東南アジア3ヵ国と英国。6月26~28日G7(サミット)に出席する予定だ。時間稼ぎが本音とみられ7~9月持ち越し。依然ロシア・ウクライナ譲らず今秋第2幕。本気で取り組まないと足腰が立たなくなる。ロシアが今年2ケタインフレ・マイナス成長となり来年混乱に拍車。一時的であれブロック経済に追い込まれる見通し。1991年旧ソ連崩壊によりインフレ率2000%突破。1998年ロシアがデフォルト。ルーブル3分の1以下に暴落。今回も似たようなことが起きる。帝政ロシア(1721~1917)の巻き戻し。事実上、解体に追い込まれた。西側の反動も大きい。
日経平均先物によると、18日大証ミニ2万6760円(+0.04%)に対しラージ同、シカゴ円建て同。現物より40円安い。ダウ先物3万4273ドル(-0.25%)。同178ドル安い。VIX恐怖指数24.33(+11.50%)、WTI原油先物106.36(-0.02%)。金先物1991(+0.82%)、ビットコイン円4,947,000(-1.65%)。材料待ちだ。
18日の日経平均293円安。大引け2万6799円。TOPIX1880(-16)。10年債0.240%変わらず。米10年債2.862%(+0.035)。上海総合3195(-0.49%)、香港ハンセン21,518(+0.67%)、ロシアRTS947.38 (-0.85%)。マザーズ指数の引け751.61(-1.84%)。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■■(****)、■■■■■■(****)など。6月にロシアがなくなるという。5月9日、赤の広場でパレードいかんだ。(了凡)