腫れ物にさわる地合い 経済合理性の限界迎え金融も戦争 (2022.03.31)
反落。日経平均中陰線の引け。手詰まりだ。米国で逆イールドが定着しウクライナ情勢に一喜一憂。二進も三進もいかない。巨額の売りポジションが蓄積されたという。万一停戦合意が成立しても逆イールド解消困難で、日米金利差に伴う円売りが尾を引く見通し。ロシアがルーブルで国債償還を発表しており、4月4日満期償還約2500億円が波乱要因。政策金利20%を掲げ、猶予5月25日で中国の恒大どころでない。腫れ物にさわる地合いだ。このため、関係分の■■■■■■■(****)が高値引け。28日述べた理由で提灯筋が動き出した。29日、米2年債が一時10年債を上回り2.39%。前日5年債が16年ぶり30年債を抜いただけに悩ましい。年3%インフレならまだしも、5%になると緩和に舵を切らざるを得ない。日本が30年かかった大調整を1年や2年で吸収できず、欧米も10年スパンで「日本化」が進むとみられる。世界レベルで人口減少と高齢化が進むためだ。皮肉にも、停戦が実現すると財政破綻に陥る国続出。ウクライナ難民400万人のほか、ロシアの戦費が国家予算(約35兆円)の倍以上にのぼり、ロシア中銀の外貨準備(約80兆円)も絵に描いた餅。ウクライナの経済損失約70兆円といわれる。双方音を上げ5月ヤマ場と述べた。停戦合意で売り方が買い戻せば、買い方も投げざるを得ない。FOMCやロシア債の満期償還にウクライナ(チェルノーゼム)の作付けも始まる。セルインメイというわけだ。引っ込みがつかず歯止めもかからないまま経済合理性の限界を迎える。ホロスコープで9月本番といわれ、株や債券、国際商品など金融戦争。事実上、戦時経済も考えられる。■■■■■(****)や■■■■(****)が「第3次大戦」の有無を先見したように、関係分■■■■■■(****)と■■■■■(****)が2月から戻り高値を更新。同様に■■■■(****)も確りしている。市場が解を求めているわけで、4月4日東証プライム稼働に拘らず玉石混交。スタンダードやグロースが人気化する公算もある。悲観しても始まらない。日本が世界に30年先行したと思えば腑に落ちる。若林栄四氏によると、3月からドル安の時代。ウォール街のバブル崩壊5月が目安。謙虚につき合うとわかるはずだ。
日経平均先物によると、30日大証ミニ2万7810円(-0.30%)に対しラージ7910円、シカゴ円建て7950円。現物より77円安い。ダウ先物3万5116ドル(-0.21%)。同178ドル安い。VIX恐怖指数19.43(-1.02%)、WTI原油先物106.06(+1.17%)。金先物1921.60(+0.49%)、ビットコイン円5,749,493(-1.55%)。覚悟したように見える。
30日の日経平均225円安。大引け2万8027円。TOPIX1967(-24)。東証一部の出来高14億0400万株、売買代金3兆4300億円。値上がり715(値下がり1399)。10年債0.220%(-0.025)。米10年債2.417%(+0.019)。上海総合3266(+1.96%)、香港ハンセン22,232(+1.39%)。マザーズ指数の引け790.24(+4.03%)。明らかに反転した。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■(****)、■■■■■■■■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)など。腫れ物にさわる地合いだ。(了凡)