16日まで胸突き八丁 ロシアの矛先鈍くまな板の鯉に (2022.03.08)
週明け全面安。日経平均中陰線の引け。胸突き八丁だ。米利上げと金融引き締めを目前にロシアのザポロジエ原発攻撃を巡りWTI原油先物130ドル、金先物2005ドル。穀物もコーン、大豆、小麦先物など軒並み高騰。駄目押しに見舞われた。依然ロシア撤退の気配なく、万一核を使用する旨物騒な情報もあり後場小動き。■■■■■(****)や■■■■(****)が右往左往する一方、関係分の■■■■(****)に■■■■■(****)、■■■■■■(****)が高い。■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)など確り。総論売りなら各論買いもうかがえる。開戦10日目の5日ターニングポイント。反発こそ持ち越したが、10日米CPI発表(2月)、11日メジャーSQを踏まえ、15~16日FOMCまで日柄整理。18日満月売りと出ており、5月3~4日FOMCが天下分け目と述べた。ロシアのドル決済が集中する16日乗り切ると当分小康が見込まれる。矛先が鈍っているのも事実で、軍の将校がプーチン氏に反発。兵站や前線兵士の食事もネガティブな印象。ウクライナの抵抗に手を焼いて、民間人を多数殺傷し張子の虎ともいわれる。侵攻から12日、苦戦続きのロシアが1990年代チェチェンやシリアのように大砲や戦車で都市破壊。戦況悪化なら核使用といわれ、プーチン氏が懸賞金つき大捕物になった。何よりロシア国民が悲鳴。地上波で彼のスポンサー「オリガルヒ」(ユダヤ系新興財閥)も手を切る旨報道された。ブルームバーグが結末を公表。ウクライナ勝利、ロシア恐怖政治、アフガン化、核攻撃、ロシア革命。それに、中国の介入で六つ。例え話が面白い。プーチン氏の少年時代、一匹のネズミを追いかけた挙げ句、追い詰められたネズミが彼に襲いかかった。彼がネズミとなり孤立。旧ソ連時代の仲間もなく何も彼も1人で決断。米機密情報の一部によると、最終目標が権力の座にとどまること。失うことを恐れている。毎朝、暗殺を心配しながら目を覚ます。リビアの独裁者カダフィ大佐(1942~2011)のように、撮影されながら下水溝の中で殺害されることを危惧している。俺の弱みにつけ込むな。核兵器があるという。昨年12月、リビア大統領選にカダフィ氏の次男が立候補。反体制で死刑判決を受けており資格なしだ。16日予想されるロシア経済破綻から第2幕。天下分け目が繰り上がる公算もある。日本にとってマイナスと限らない。
日経平均先物によると、7日大証ミニ2万5150円(-0.24%)に対しラージ同、シカゴ円建て5140円。現物より81円安い。ダウ先物3万3098ドル(-1.44%)。同517ドル安い。VIX恐怖指数35.49(+16.44%)、WTI原油先物123.19(+6.52%)。金先物1995(+1.48%)、ビットコイン円4,414,900(-0.07%)。まな板の鯉になった。
7日の日経平均764円安。大引け2万5221円。TOPIX1794(-50)。東証一部の出来高17億5000万株、売買代金3兆7100億円。値上がり225(値下がり1920)。10年債0.150%変わらず。米10年債1.732%(+0.004)。上海総合3372(-2.17%)、香港ハンセン21,057(-3.87%)。マザーズ指数の引け691.95(-4.51%)。ロシアが追い込まれた証拠で中国が慎重なのもわかる。16日まで胸突き八丁だ。10日取材のため、11日付本欄休載の予定です。(了凡)