冥利に尽きる雲行き オミクロン2月ピーク3月にも収束 (2022.01.21)
3日ぶり反発。日経平均「大陽線」の引け。エアポケットのさなかだ。引け後先物が安いためで、19日未明米10年債1.90%をつけ日中1.8%台半ば。機関投資家の運用指標S&P500種が100日移動平均を下回り踊り場。19日ダウ339ドル安に対し、好決算を発表したP&G(プロクター・アンド・ギャンブル)が5%高という。値上げが通りインフレを吸収した模様だ。月末にかけて相次ぐ国内主要企業の発表が注目される。21年がホロスコープ(天体配置図)のいう10年先の初動。22、23年踊り場に24年本格化。地方や国、世界レベルでも今年が肝腎だ。トップに残存者利益が集中しても池の中の鯨。GAFAM同様需給先食いの罠にはまる。25年決定的、26年新体制と述べた。発会510円高にひきかえ6日844円安、19日790円安で大寒に違いないが、20日入手したのがオミクロン2月ピーク説。国内コロナ感染者数が13日から準急、急行。18日以降特急並みに急増する一方、死亡者数が殆ど増えないためだ。当事者がデルタで物足りず感染拡大・ワクチン消化に踏み切った模様。PCR検査の陽性基準値を10サイクル短縮すると、感染者が1000分の1に縮小し並みのインフルエンザと同じ。18日元厚労省の高級官僚でドクターが「嘘のかたまり」と語り、19日パンデミック(大流行)からエンディミック(風土病)と述べた。20日2ヵ月連続利下げを発表した中国が春節(1月31日~2月6日)と冬季五輪(2月4~20日)を控えオミクロンのピークと鉢合わせ。3月収束を巡り出来レースといわれる。市場が手玉に取られるのも時間の問題。「ダボス会議」が正しいと聞いて空いた口が塞がらない。17日中国がカナダから届いた郵便物にオミクロンが持ち込まれたと騒ぎ、19日英国が重症者増えずマスク・接種証明撤廃を表明。仕掛けた当事者の失敗が明かになった。踊り場の真骨頂が11月米中間選に中国共産党大会。米利上げ進行と相俟って国内外ふるいがかかる。何が起きても備えあれば憂いなしだ。もう一つある。12日開かれたバイオ関連団体合同新春セミナーで首相がビデオメッセージ。経団連の十倉(とくら)会長や本庶ドクターはじめ日本を代表する関連団体に政府が5000億円規模の大胆な補正予算をつけるという。■■■■■■■(****)が底堅いのもわかる。2月上旬乃至5月中旬、ゲノムシーケンサ8億円の第2幕も明らかになる。
日経平均先物によると、20日大証のミニ2万7755円(-0.13%)に対しラージ7750円、シカゴ円建て7760円。現物より13円安い。ダウ先物3万5027ドル。同13ドル安い。VIX恐怖指数23.08(+1.27%)、WTI原油先物85.67(-0.15%)。金先物1839(-0.21%)、ビットコイン円4,824,306(+1.16%)。この程度なら問題ない。
20日の日経平均305円高。大引け2万7772円。TOPIX1938(+18)。東証一部の出来高12億8200万株、売買代金3兆1600億円。値上がり1559(値下がり539)。10年債0.140%(+0.005)。米10年債1.833%(-0.001)。上海総合3555(-0.09%)、香港ハンセン24,952(+3.42%)。マザーズ指数の引け825.00(+2.11%)。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■■(****)など。冥利に尽きる雲行きだ。(了凡)