証券ビュー

アンコール伊勢町

1人負けから1人勝ち 原子力・天然ガスが自然エネルギー (2022.01.17)

 前週末続落。日経平均中陰線の引け。後場下げ渋った。15日から米3連休を前にFRBの利上げ観測を受けたもので、前場TOPIXが2.02%下げ日銀のETF買いに思惑が集まった。引け後、webで3ヵ月半ぶり701億円買い入れを確認。前回と同規模で落ち着きを取り戻した。主要国の引き締め機運により10年債が一時0.155%と10ヵ月ぶり高水準。1月のFOMC(25~26日)を控えブラックアウト(黙秘)。日銀政策決定会合(17~18日)で物価2%前に利上げの可能性まで取り沙汰された。案の定、行き過ぎ。先物が軒並み買い戻されポジション調整一巡。SQ値2万8266円を下回った。21年世界のIPO約4000社といわれ過去最高。このうち半分が公募価格を下回った模様。踊り場に違いない。受け売りだが、日本にとって22年嵐の前の静けさ。デジタルシフトが敬遠されアナログ回帰。揺り戻しが起きるという。23年世界がデジタル社会に移行するため、否応なく舵を切らざるを得ない。ITの基盤こそトップレベルでも、行政や民間の一部が採用を拒むため主要国で最低。目に見えて生産性が低い。米国の評価が高いのは早期採用によるもの。後方のインフラが弱い。SDGs(持続可能な開発目標)やESG(環境・社会・企業統括)、BCP(事業継続計画)など再び欧州が覇権を握る上で考え出したもの。米国のITと日本の製造業を叩き潰すため「脱炭素社会」を打ち出した。これから最も電気を必要とするのがIT。端末でなくネットインフラを維持するため数式を計算するエネルギーが膨大。製造業も開発・拡販・更新に莫大な電力が不可欠。欧州で原発と天然ガスが自然エネルギーに組み込まれた。日本は東日本大震災をトラウマに脱原発だが、より安全でコンパクトな原発を開発し世界に売り込む時面。現在開発中の第4世代原子炉が一例。■■■■■(****)や■■■■■(****)のほか、関係分の■■■■■(****)、■■■■■■(****)も原発と天然ガスに馴染む。欧州が22年6月までに原発・天然ガスを自然エネルギーと見做す旨発表する見通し。17日以降、世界経済フォーラムのバーチャル会合がある模様で「ダボス会議」の伏線。正しいのがダボス会議で市場は間違っているという。踊り場そのもので24年本格化、25年決定的にも矛盾しない。
 日経平均先物によると、14日大証ミニ2万8300円(+0.39%)に対しラージ8290円、シカゴ円建て8300円。現物より176円高い。ダウ先物3万5849ドル(-0.39%)。同63ドル安い。VIX恐怖指数19.19(-5.51%)、WTI原油先物84.28(+2.63%)。金先物1817(-0.22%)、ビットコイン円4,939,853(+0.34%)。収まったといいにくい。
 14日の日経平均364円安。大引け2万8124円。TOPIX1977(-27)。東証一部の出来高14億0800万株、売買代金3兆4400億円。値上がり503(値下がり1599)。10年債0.145%(+0.020)。米10年債1.783%(+0.085)。上海総合3521(-0.96%)、香港ハンセン24,383(-0.19%)。マザーズ指数の引け844.78(-3.35%)。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、 ■■■(****)、■■■■(****)など。1人負けが1人勝ちになる踊り場だ。19日取材のため、20日付本欄休載の予定です。(了凡)