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引け後先物リスクオン 年末年始小ぶりなラリーにアタリ (2021.12.28)

 週明け反落。日経平均小陰線の引け。5日移動平均線2万8667円を上回った。NY休場明けを見越し半導体関連が確り。手掛かり難で大半見送られた。東証一部の出来高7億7700万株、売買代金1兆6600億円の薄商い。200日線2万8829円が上値の目安といわれ、年末年始小ぶりなラリーも考えられる。引け後ダウ先物がプラス転換しリスクオン。小戻しているためで来年の走り。個別にアタリを探ってみた。結論からいうと、半導体や光ファイバーに不可欠なヘリウムガスが最右翼。昨年関係分の■■■■(****)に続き■■■■■■(****)が目に止まった。2020年9月まで大陽日酸が前身。以前大陽酸素本社を取材したことがあり、12月に風船販売を休止したディズニーがきっかけ。12年11月から14年1月に次ぐもので、ヘリウム供給最大手の米国が備蓄民間払い出しの継続的削減に舵を切ったのが決め手になった。世界的な需給バランスが崩れ長期化する見込み。天然ガス採掘時の副産物で日本が全量輸入だけにやがて大騒ぎ。産業のほか医療や基礎研究に不可欠でハイテクに引っ張り凧といわれる。-269℃で液化したヘリウムが病院のMRI検査(核磁気共鳴画像)や低温工学にも欠かせない。日刊工業新聞によると、NIMS(物質・材料研究機構)にとって極低温物性計測が重要な研究手段。青色ダイオードで知られる窒化ガリウム、リニアやMRIなど超伝導・極低温で動き出す量子状態の応用研究。国を挙げて進めるマテリアル戦略、量子技術イノべーション戦略にも支障が出る。日本の場合、ガス回収率95%で上々だが、元栓を締められたら身も蓋もない。ヘリウムの株主になるつもりで打診買い。23日、■■■■■■(****)の子会社がヘリウムを対象にビットコインの仲介をしている旨述べた。米国のインフレ率が10月に30年ぶり6.2%上昇。エネルギーや原材料高騰に輪を掛けた。ヘリウムも天然ガス由来で影響を受ける。年末年始、時間の問題だ。
 日経平均先物によると、27日大証ミニ2万8730円(+0.28%)に対しラージ同、シカゴ円建て8740円。現物より64円高い。ダウ先物3万5858ドル(+0.07%)。同93ドル安い。VIX恐怖指数19.11(+2.58%)、WTI原油先物72.86(-1.25%)。金先物1805(-0.34%)、ビットコイン円5,817,439(+0.24%)と比較的確り。DS(ディ―プステート)が世界を巻き込みESG(環境・社会・企業統治)やSDGs(持続可能な開発目標)、サステナビリティ(持続可能性)など煽っている。最近、不都合な真実がベストセラーという。
 27日の日経平均106円安。大引け2万8676円。TOPIX1977(-8)。値上がり635(値下がり1455)。10年債申さず。米10年債1.484%(-0.009)。上海総合3615(-0.06%)。香港ハンセン23,223(+0.13%)。マッザーズ指数の引け985.34(-1.80%)。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■(****)など。ウクライナと台湾海峡に危機をつくり出したDS。武器のセールスとも受け取れる。(了凡)