証券ビュー

アンコール伊勢町

乱高下続き来年3月峠 ブルベア見通し立たず現金唸る (2021.12.23)

 高寄り後伸び悩み。日経平均小陰線の引け。25日線2万8670円が上値の関門になった。21日ダウ560ドル高を受けたもので前日織り込み済み。リバウンドが一巡し閑散に売りなし。東証一部の出来高8億7400万株、売買代金1兆9800億円にとどまった。20日米国で200兆円法案が棚上げされ、同日中国の0.05%利下げを境に手掛かり難。尾を引きそうだ。米国の場合、金融引き締めを前に財政支出削減が見込まれる上、中国も22年の成長率が21年の「6%以上」を下回り事実上4%レベル。第3四半期4.9%に下振れし、恒大集団の一部デフォルトで動揺が収まらない。双方国内の経済不振を海外で憂さ晴らし。ウォール街も乱高下が続いている。ヘッジファンドのリスクオフや空売りによるもので巻き戻しが主因。オミクロンショックを受けた12月7日が一例。米投信のMMF残高約530兆円といわれ現金が唸っている。ブルベア来年の見通しが立たないためで、年明けもついて回る見通し。案の定、引け後先物が安い。上海総合3622(-0.07%)、香港ハンセン23,102(+0.57%)まちまち。マザーズ指数998.60(+3.47%)が目立つ。IPOの影響もあり、関係分の■■■■■■■(****)72円引け。夜間取引で一時S高をつけた。20日「グロース市場」選択申請に続き、22日★★★★101に関する論文をプレス発表。量子科学技術研究開発機構(国立研究開発法人)と共同で滑膜肉腫のモデルマウスを通じ、より低い放射線量で腫瘍縮小効果を報告。同日オンラインで日本癌学会機関紙「Cancer Science」に流れたもの。年明けから年度末にかけて10月18日発表した全ゲノムシーケンス解析業務約8億円の受注も明らかになる見通し。半面、■■■■(****)が夜間取引で急落。一時6570円をつけた。22日午後4時から厚労省専門部会がアルツハイマー病新薬「アデュヘルム」の承認可否を審議したもの。追加データを見極め再審する旨の結論。前向きな印象を受けた。このほか、■■■■■■■(****)が上場来高値を更新。一時1880円をつけた。DXやブロックチェーン需要が本格化。来年4月「プライム市場」選択申請に伴う適合準備も支援材料。一度大商いなしに収まらない。
 日経平均先物によると、22日大証ミニ8470円(+0.11%)に対しラージ同、シカゴ円建て8480円。現物より77円安い。ダウ先物3万5420ドル(+0.11%)。同74ドル安い。VIX恐怖指数20.70(-9.49%)、WTI原油先物71.34(+0.31%)。金先物1790(+0.09%)、ビットコイン円5,605,000(+0.55%)。■■■■■■(****)の子会社がヘリウムを対象にビットコインの取引をこなしている。
 22日の日経平均44円高。大引け2万8562円。TOPIX1971(+1)。値上がり1147(値下がり911)。10年債0.060%(+0.010)。米10年債1.481%(+0.007)。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■■■(****)など。乱高下が続き来年3、4月峠といわれる。(了凡)